日産の「RB26DETT」、トヨタの「2JZ」エンジンなど、車好き以外には一見何の意味もない英数字に羅列は、車好きのコミュニティでは大きな支持を集めています。
4G63もまた、三菱ランサーエボリューション、エクリプスなど、多くの三菱車に搭載された記念すべきエンジンです。4気筒2リッターのエンジンで、ターボチャージャーなどで高出力を発揮します。4G63は、三菱LANCER EVOLUTION IX MR RSで280馬力を発揮し、チューニングすれば1000馬力以上にも対応可能です。
そのため、90年代のホンダ・シビックのような小型ハッチバック車にこのエンジンを搭載し、ワープするようなスピードが出せる軽量なストリートパフォーマンスカーが世界的に人気を博しています。登録者数157万人を誇るYouTubeチャンネルの「That Racing Channel」 が公開したこの動画は、ロケットの様にかっとぶ車がロードレースでスピンしたときに何が起こるのか、そして運命のシビックに乗ったドライバーを救ったのは何だったのかを伝える悲劇的なストーリーです。
4G63を搭載したホンダ・シビック、レースに挑む
リカルドはThat Racing Channelのインタビューを受け、ここ数ヶ月に起こった出来事について説明しています。映像の冒頭では、レースが行われる夜、トレーラーに乗った車が到着する様子が映し出されます。
レースについて何らかの話し合いが行われているようで、超高速で作られたホンダのシビック2台は、暗闇の中並んで”離陸”します。
ところが、1台の車(リカルドのライバル、ダニー)が故障でスピードを落としたため、リカルドは左に寄ってしまい、道路端の石や草にぶつかってしまいます。幸いなことに、彼のライバルは2台分ほど後ろにいて無事でした。
車は全損し、ビデオはその時点から、破損したフロントガラス、崩壊したルーフ、へこんだリア、失った助手席のドアとライト、フロントバンパーを映し出します。
4G63エンジンは無傷
この車は、もともと三菱ランサーエボリューションVIII RSから4G63の移植を受けたカスタムカーであり、クラッシュ前の道路で作業するシーンでは、シュートアップバック、ロールケージ、ターボセットアップなどのアップグレードを行い、まばゆいばかりの速さを実現していることが確認できます。
RPT Creationsのリカルドが証言するように、彼は幸運にも生きて車から脱出し、「Hondabishi」の安全機能であるロールケージ、ウィンドウネット、後ろの燃料電池ケージのおかげで生き延びることができました。ロールケージはドライバーを助け、燃料電池ケージはタンクの破裂による爆発を防ぎました。
しかし、エンジンはほとんど無傷で、フロントエンドやその他のパーツも無事だったとの事です。
※ストリートレースは危険で野蛮な行為です。絶対にまねしないように!