これまで見た中で最も恐ろしいエンジンスワップ5選

これまで見た中で最も恐ろしいエンジンスワップ5選 コラム
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自分の車を改造したいと思うのは自然なことです。通常、自動車は大量生産を目的として設計、製造され、できるだけ多くの人に販売されるため、工場で多くの妥協が行われています。これは規制、マーケティングトレンド、そして平均的な自動車購入者の全体的な要望を遵守するためのものです。

それゆえ、車愛好家にとってノーマルの状態は、自分が本当に求めているものではないことがよくあります。このような場合、新しいチューニングパーツを取り付けてパワーを向上させたり、足回りを好感してハンドリングを向上させたりするなど、より自分の理想の車になるように改造することになります。

しかし、車の究極の改造の1つはエンジンの交換です。エンジン交換は、実質的に車の心臓部を入れ替えることになり、車とその運転方法を完全に変えます。ただし、この種の改造は、自動車メーカーが工場から提供することをためらうような、いくつかの非常に大胆なアイデアへの扉を開くことがあります。

小型のスポーツカーに大排気量のV8エンジンを搭載する場合もあれば、ミニバンにスーパーカーのエンジンを搭載する場合もあります。本稿ではそんなエンジンスワップの中でも最も恐ろしい例を5つご紹介します。

【オースティン ミニ】スーパーチャージャー付き LS V8 スワップ

これまで見た中で最も恐ろしいエンジンスワップ5選

オリジナルのミニは、革命的で象徴的な「国民車」として知られ、英国のアイコンとなっています。この小さくて軽量、経済的な車は、通常の大型V8エンジンのパワーとは正反対の特質を持っていました。

しかし、その対照的な性格から逸脱した特別なミニも存在します。これは、煙を上げて大きな注目を浴びるために生まれた怪物で、その存在意義はただ一つ、驚異的なパワーです。

この非常識なミニは、コルベットのLS V8エンジンを搭載し、エンジンを車自体の高さに近い位置に配置しています。更に、スーパーチャージャーも装備しており、その結果、このミニは驚異的な600馬力を発揮します。純正のミニのホイールベースとボディを保持しながら、その外観は圧倒的で、乗り心地は非常に過激です。しかしながら、そのバーンアウトの瞬間は、まさに素晴らしいもので、この車の存在感は誰もが感じることでしょう。

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【フィアット 500】ランボルギーニ V12 スワップ

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フィアット500は、ミニと同様に経済的な移動手段として設計された小型軽量車ですが、偶然にもその正反対のエンジンを搭載しています。

2000年代初頭に登場したランボルギーニの主力スーパーカー、ムルシエラゴは、スピード、パワー、そして全体的な狂気に焦点を当てたV12エンジンを搭載する野獣であり、実用性や経済性はまったく考慮されませんでした。

イタリアの修復ショップ、オエメディ メカニカは、ムルシエラゴの凄まじいV12エンジンをフィアット500に組み込み、おそらく最も驚くべきカスタムフィアット500を生み出しました。エンジンを中央に配置し、ほぼ600馬力を発揮するこのランボ駆動のフィアット500は、その小さなホイールベースと重量、そして非常識な重量バランスにより、まさに恐るべき存在です。

【トヨタ ハイエース】R35 GTR V6スワップ

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この「ビタボン号」と呼ばれるマットブラックのハイエースは、R35 GT-RのVR38DETTエンジンを搭載した非常に特異な存在です。この車両はエンジンを搭載する位置が通常のハイエースとは異なり、運転席と助手席の間のフロア下に収められています。この車両が発表された当初の馬力は500psでしたが、最終的には800psを目指しているとのことです。

ビタボン号の外観には、フロントバンパーに埋め込まれたインタークーラーや、左右に4本の出口を持つマフラーが装着されており、触媒なども装備されています。トラクションを向上させるために、ユーラスのカーボンGTウイングも取り付けられています。タイヤには、グリップに優れたアドバン・ネオバの255幅が装着されており、高い性能を提供しています。

さらに、オートスライドドアが後付けで取り付けられ、リヤにはバケットシートが装着されており、6名乗車仕様となっています。

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【トヨタ GT86】クアッドターボ 1GZ-FE V12 スワップ

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トヨタ GT86とスバルの兄弟モデルであるBRZは、非常に高いパワーを持っているわけではないものの、スポーツカー愛好家向けの指向性の高い車です。しかし、アラブ首長国連邦に拠点を置くKK Performanceは、トヨタ センチュリーの1GZ-FE V12エンジンを搭載し、このトヨタ GT86をまったく異なる方向に変革しました。

既にV12エンジンを搭載したこと自体が非常に驚異的ですが、このV12エンジンにさらに4つのターボチャージャーが接続されているという事実は、狂気の極みと言えるでしょう。このセットアップの具体的なパワー数値は提供されていないようですが、小型車に詰め込まれたこのパワーは圧倒的で、恐ろしいこと間違いありません。

KK Performanceのこのトヨタ GT86は、トヨタのエンジニアが想像したものとは全く異なり、極限状態に引き上げられた驚異のスポーツカーと言えるでしょう。

【スズキ カプチーノ】ターボ ハヤブサ スワップ

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スズキ カプチーノは、ロードスターやGT86などのスポーツカーと同様に、軽量でハンドリングを重視したパフォーマンスを提供する車ですが、カプチーノはそのコンセプトをさらに極限まで高めています。

非常に小さなスズキ カプチーノの元々のパワー数値は控えめですが、このカプチーノはスズキ ハヤブサ バイクのエンジンを搭載し、非常に高いパフォーマンスに引き上げられました。

さらに、追加のターボチャージャーを装備することで、ハヤブサエンジンは380馬力まで出力を向上させ、カプチーノをまるでミニチュアのスーパーカーのように変身させています。この変更により、カプチーノは非常に印象的な性能を持つ車となり、まさに恐るべき存在となっています。

この記事を書いた人

1999年 東京生まれ。幼少期を自動車大国アメリカで過ごし、車に興味を持つ。レンタカー屋やBMW正規ディーラーを経て都内高級中古車ディーラーに勤務。愛車はGR スープラ RZ。

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