【700kg】令和のこの時代にカーボンボディのポルシェ・912が手に入るらしい

【700kg】令和のこの時代にカーボンボディのポルシェ・912が手に入るらしい コラム
この記事は約3分で読めます。
※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。
※当ブログでは商品・サービスのリンク先にプロモーションを含みます。

価格もぶっ飛んでますが、絶対に楽しい車です。

ポルシェ・912とは

ポルシェ912は、1965年から1969年にかけて製造され、ポルシェ356と911の間を埋める役割を果たしました。その魅力は、911と同じシャーシとボディを持ちながら、より小型で経済的な1.6リットルの水平対向4気筒エンジンを搭載していた点にあります。工場出荷時の出力は90馬力で、4速マニュアルトランスミッションが採用されていました。初代911の手頃な価格の代替品として位置づけられていたこの車両は、今日ではコレクターの間で高い評価を受けています。

スポンサーリンク

KAMM・912cとは?

【700kg】令和のこの時代にカーボンボディのポルシェ・912が手に入るらしい

その912をベースにして、KAMM社が製造したのが912cです。オリジナルのポルシェ912を大幅に改造し、カーボンファイバーボディを採用することで、重量を大幅に軽減しました。その結果、この車の重量はわず700kgになり、見た目も非常にクールです。

顧客はセミカーボンファイバーボディまたは新発売のフルカーボンボディのいずれかを選択でき、フルカーボンボディは特に軽量で高価です。また、軽量のLexanポリカーボネートガラスとカーボンファイバー製のサイドミラーも採用されています。顧客の選択した色で塗装されることで、オリジナルのボディトリムと見た目がほとんど変わらないように仕上げられています。

純正の2倍以上のパワー]

【700kg】令和のこの時代にカーボンボディのポルシェ・912が手に入るらしい

エンジンに関しては、スイスのJPS Aircooled社が改造した912の4気筒エンジンを搭載しており、排気量を2.0リットルまで増加させ、出力も190馬力まで高めています。

この改造により、KAMM 912cは「高速ロード/トラックの日」の走行に適した調整が施されています。この車は5速ドッグレッグマニュアルトランスミッションを使用し、顧客はクロスレシオのサーキット用ボックスまたはロングレシオのロード用ボックスを選択できます。さらに、チタンまたはインコネルの排気システムも利用可能です。

スポンサーリンク

軽量で機敏なピュアスポーツカー

【700kg】令和のこの時代にカーボンボディのポルシェ・912が手に入るらしい

サスペンションについては、Tractive社製の5ウェイ電子調整式コイルオーバーシステムが採用されており、キャビン内のダイヤルで調整が可能です。また、AP Racingブレーキ、ZFリミテッドスリップリアディファレンシャル、そして4つの異なるホイールタイプ(スチールホイールのように見える合金、伝統的なフックス、3ピースのセンターロックホイール)から選択できます。これらの改造により、パワーウェイトレシオが大幅に向上し、軽量で機敏なピュアスポーツカーとしての性能を実現しています。

家より全然高い

【700kg】令和のこの時代にカーボンボディのポルシェ・912が手に入るらしい

このような高度なカスタマイズを施したフルカーボンボディのKAMM 912cの価格は、ドナーカーを含めて約6300万円ですです。既に912のドナーカーを持っている場合、改造には約5700万円の費用がかかります。セミカーボンボディの場合、ドナーを含めて約5700万円、自分でドナーを用意した場合は約5000万円です。しかし、2023年に残された構築スロットはわずか2つのみで、この特別な車両を手に入れるには迅速な行動が必要です。

画像出典:KAMM

この記事を書いた人

1999年 東京生まれ。幼少期を自動車大国アメリカで過ごし、車に興味を持つ。レンタカー屋やBMW正規ディーラーを経て都内高級中古車ディーラーに勤務。愛車はGR スープラ RZ。

CAR TRENDをフォローする
コラム
スポンサーリンク
シェアする
CAR TRENDをフォローする
タイトルとURLをコピーしました