【朗報】信号機を青に変えるデバイスが発明される

【朗報】信号機を青に変えるデバイスが発明される コラム
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信号待ちで「青になれ~青になれ~」と念じたことはありませんか?念じたり、指パッチンで信号が変わればいいのですが、現実はそうも行かない…はずでした。Peter Fairlie氏(ピーター・フェアリー)が最近Youtubeに投稿した動画が話題になっています。彼はFlipper Zeroを使用して信号機を赤から緑に変える方法を見つけてしまいました。 

Flipper Zeroとは

【朗報】信号機を青に変えるデバイスが発明される

Flipper ZeroはBluetooth・NFC・赤外線通信など多数の無線通信規格に対応したオープンソースのマルチツールデバイスのことです。

このツールを使ってラジコンを操作したり、エアコンやテレビの操作することができます。悪用すれば他人のカード情報を読み取って使う事が出来たり、車の施錠を解除して盗むことだって可能です。

つまり電波を利用しているものであれば、Flipper Zeroで簡単に操作できるということです。

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信号が青に変わるメカニズム

【朗報】信号機を青に変えるデバイスが発明される

パトカー、消防車、救急車には、モバイル赤外線送信機 (MIRT) デバイスが搭載されています。これらのガジェットは、特定のパターンの赤外線を、通常は信号機の周囲に取り付けられた受信機に送信します。受信機がMIRTの信号を受信すると、交通信号の変更を開始します。

このようにしてアメリカやカナダなどの緊急車両は信号を青に切り替えているのです。

おっと、もう気が付きましたね?そうです。この信号機の周囲に取り付けられた受信機と、Flipper Zeroが交信できれば信号を自由に変えられそうですよね。

しかし、Flipper Zeroだけでは信号機を制御できません。緊急車両は、電波ではなく光を使用して信号機と通信します。

【朗報】信号機を青に変えるデバイスが発明される

赤外線ライトは、人間の目には見えず、最も晴れた日でも切り抜けるのに十分な輝度を備えています。Flipper Zeroに搭載された赤外線 LEDは、近くのデバイスを制御するのに十分強力ですが、フェアリー氏は、信号機にはさらに多くの機能が必要であることに気付きました。

それで、フェアリー氏は防犯カメラから赤外線LEDアレイを配線しました。彼は、近くの信号機がどのフラッシュ周波数 (10、12、および 14 Hz) を探すかを知っていたので、その周波数を生成するようにデバイスを設定しました。

様々な試行錯誤の末、フェアリー氏が開発したデバイスは、指をパチンと鳴らすと赤信号を緑に変えることができました。

なぜこのような装置を作ったのか?

実際の検証動画でのワンシーン

確かに、これは興味深いプロジェクトですが、もちろん違法です。フェアリー氏の住んでいる地域では、最高6か月の罰金または懲役、あるいはその両方が科される犯罪行為です。他の人のためにこれらのデバイスを製造することはさらに罪が重く、そのデバイスを販売した個人の刑期は1年に延長されます。

では一体なぜフェアリー氏はこのような装置を開発したのでしょうか?一つ言えるのは彼が自分が通る全ての交差点を青信号で突破したかった訳では無いという事です。

GTT(アメリカの通信会社)が市の消防署に販売しているMIRT デバイスは、1台あたり約66万円です。すべての消防署がそのようなお金を持っているわけではありません。

フェアリー氏は、送信機に大金を費やせない機関が抱えている問題に対しての解決策として、信号を青に変える装置を開発したとの事です。

二度と信号待ちを経験しない人生への憧れは残りますが、彼のアイディアが役に立つことを願います。

出典:Peter Fairlie

この記事を書いた人

1999年 東京生まれ。幼少期を自動車大国アメリカで過ごし、車に興味を持つ。レンタカー屋やBMW正規ディーラーを経て都内高級中古車ディーラーに勤務。愛車はGR スープラ RZ。

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