わずか数年でクルマは大きく進化しました。その技術の進歩には目を見張るものがあります。しかし、こうした技術革新や利便性には大きな代償があるかもしれません。最近の車は携帯電話とつながっているのが当たり前の時代になりました。その結果、私たちのプライベートな情報にもつながっています。
カメラの危険性
車は私たちが思っている以上に多様な方法でデータを収集しています。外向きのカメラを搭載したクルマは、セキュリティとプライバシー関連に影響を及ぼすかもしれません。現にとある自動車メーカーの従業員が顧客の車からアップロードされた動画を共有していることが発覚した事件がありました。従業員が盗んで共有したビデオの中には、顧客の裸や性行為を撮影したものも含まれていました。さらに、子どもが車にはねられる映像など、悲惨な事故のビデオを盗んで共有した従業員もいました。
この事件の調査は、セキュリティの専門家によって行われました。そして事故車が廃車場に放置された後も、カメラや保存データにアクセスできることが明らかになりました。
カメラがついている車両がネットワークにつながっている場合。この場合は完全にウェブカメラと同等です。いつどこで監視されているかわかりません。
格好の情報源
よくよく考えて見ると、自動車メーカーの主要ブランドはあなたの個人データを欲しているのは明らかです。これは個人ではなく統計をとるために大勢のユーザーのデータは欲しいはずです。そしてそのデータを使って、より多くのものを売ったり、情報を売ったりできます。あなたの知らないところであなたのデータが売買されているかもしれません。
フォルクスワーゲンは顧客の個人データ、財務データ、人口統計データを収集することで知られています。フォルクスワーゲンの車は、速度、シートベルトの使用状況、その他の個人的な習慣に関するデータも収集しているようです。スマホと連携することでより詳しく情報を得ることができます。
収集はこれからさらに加速する
これからの自動車メーカーは、個人的でプライベートな情報をさらに得るために研究を進めています。これは、私たちが真剣になければならない大きな問題です。あなたが思っている以上に、多くの企業があなたの個人データをどこかに保管しています。これらの企業はこれらの情報を使用することができ、そして販売しているかもしれません。企業に私たちの情報を持たせるのは良い考えなのでしょうか。