隠された宝石!ロータスのチューニングによって輝いた5台の名車

隠された宝石!ロータスのチューニングによって輝いた5台の名車 コラム
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ロータスには、メーカーとしてもレーシングチームとしても豊かな歴史があります。また、その創設者のコリン・チャップマンも自動車史に残る、偉大で優秀な自動車エンジニアの一人です。

歴史の各章を通じて、ロータスは自動車開発の多くの重要な瞬間に関わってきました。その中でも、ほとんどの車好きがしらない、ロータスによってチューニングされた車をご紹介します。

シボレー・コルベットZR-1

Adi Gassmann, CC 表示-継承 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=11744411による

ZR-1 は、コルベットの「最強グレード」と言える存在です。

GMはC4コルベットのZR-1の開発にあたり、当時のGMグループ傘下にあったロータス、特にエンジニアのトニー・ラッドの協力を要請しました。そこでラッドは新しい全アルミニウム製V8クアッドカムエンジンという画期的な提案をしました。その結果標準モデルより100PS以上高い375PS/5,800rpm、51.3kgm/4,800rpmを発生させる魅力的なエンジンが完成しました。

このエンジンを搭載したC4コルベット・ZR-1は、キング・オブ・ヒルというニックネームがつくほどのパフォーマンスを発揮し、当時各地で行われていた24時間レースで数々の世界記録を打ち立てる偉業を成し遂げました。

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アストンマーティン V12 ヴァンキッシュ

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Brett Weinstein (Wikipedia User: Nrbelex) – 2006 Scarsdale Coucours, CC 表示-継承 2.5, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=821584による

機密保持契約の性質上、ヴァンキッシュのどの程度がロータスの作品であるかを判断することは困難です。搭載されている5.9リッターV12エンジンはすべてアストン製でしたが、ロータスのエンジニアリングがこの車の他の部分に関与していたことはあまり知られていません。

ヴァンキッシュプラットフォームはVHプラットフォームと呼ばれるもので、現代のアストンマーチンの基礎と言えるものです。このプラットフォームの開発にはロータスが協力しており、この方法を採用した初のフロントエンジン車となりました。その後、アストンマーティン DBシリーズの1 つである DB9 を含む、アストンマーティンの後続モデルの基礎を築きました。

いすゞピアッツァ

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By TTTNIS – Own work, CC0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=29772858

1988年当時、いすゞとロータスは共にGMグループの所有物であり、この技術提携が実現しました。

1988年に登場したいすゞピアッツァ「ハンドリングバイロータス」仕様には、ショックアブソーバード・カルボン式と呼ばれる、減衰力を安定させるために窒素ガスを用いた方式が採用され、快適性が向上しました。

10年後、いすゞは2代目ロータス・エランにその軽快な1.6リッターエンジンを自動車メーカーに供給することで、ロータスに確かな恩返しをしました。

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ロールスロイス 102EX

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2011 年、ロールスロイスは、ファントムベースのEVコンセプト「エクスペリメンタル エレクトリック コンセプト カー 102EX」を発表し、環境に優しい側面を取り入れました。

同社はロータスと提携し、5つのセルモジュールと2基のモーターで構成されるパワートレインを提供しました。38 セル モジュール、36 セルモジュール、および 10 個、8 個、および 4 個のモジュールからなる 3 つの小さなユニットです。

2基のモーターの最高出力389hp、最大トルクは800Nmを発揮し、航続距離は200km、0-100km/h加速8秒、最高速度160km/hです。

フォード ロータス コルティナ

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By Sicnag – 1963 Lotus Mk I Cortina, CC BY 2.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=23228050

1960年代、ロータスの創設者コリン・チャップマンは当時使用していたコベントリー・クライマックス・エンジンが非常に高価だと感じており、独自のエンジンを製造したいと考えていました。

そんな時、チャップマンにチャンスが訪れます。コベントリー・クライマックス・エンジンの設計者で親友のハリー・マンディにフォード・ケント・エンジンのツインカム・バージョンの設計を依頼されたのです。

パワートレインの開発中に、フォードはチャップマンに、グループ 2 ホモロゲーションを目的とした 1,000台のフォード サルーンにこのエンジンを搭載できるかどうか尋ねました。

チャップマンはすぐに承諾し、その伝説的なツインカム、アルミニウム製ボディパネル、アップグレードされたサスペンションを提供して、レースにも使用できるストリートカーに仕上げました。

この記事を書いた人

1999年 東京生まれ。幼少期を自動車大国アメリカで過ごし、車に興味を持つ。レンタカー屋やBMW正規ディーラーを経て都内高級中古車ディーラーに勤務。愛車はGR スープラ RZ。

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