折角この世に生を受けたのだから、この広い世界を旅して周りたいところ。待ちに待ったお盆休みだが、世界を旅するには時間が足りない。今回は忙しい社会人でも再現できる、2泊3日で行く東京→青森→岩手→宮崎ツーリングプランをご紹介する。(めっちゃ駆け足だよ)。
1日目 東京→龍飛崎→青森
社会人は時間がない。2泊3日で東京から青森に行くのなら、700kmオーバーの道を半日で行く必要がある。高速代もそこそこ掛かるので、筆者一行は朝3時に羽生PAに集合。深夜料金で5000円の節約だ。東京→青森を19km/Lで走った記事や、長距離運転に役立つ正しい運転姿勢の記事も是非ご覧いただきたい。

紹介した記事は龍飛崎までの記事なので、龍飛崎から先の旅程をここに記す。龍飛崎まではあじさいロードを通ったので、帰りは海岸線沿いを走って帰る。さすがに朝から12時間以上走っているので、腕や腰も限界が近い。本日最終目的地である青森駅まで気を抜かずに走る。残念ながらお盆でお洒落な宿が残っていなかったので、ビジネスホテルを取った。

チェックインを済ませて、夕食兼お風呂へ向かう。今回訪れたのは「青森まちなかおんせん」。JR青森駅の近くに位置し、レストランも兼ねそろえている。夕食を済ませて、温泉で英気を養ったら、朝からフル活動だった体をベッドの上に乗せるだけだ。
2日目 青森駅→ツカハラミュージアム→小岩井農場→紫波中央
筆者は旅行において「2日目の朝食は海鮮丼」というルールを設けている。なぜ、2日目の朝に海鮮丼を食べるのか?マグロや鮭などはタンパク質の分解・吸収を助けるビタミンB6を豊富に含んでいる。さらに、魚の脂には体内時計をリセットする効果もあり、朝食に適した優秀なタンパク源と言えるからだ。ちなみに上記理由は筆者がただただ海鮮丼が好きで、それっぽい理由を調べて無理やり書いたのは内緒だ。(しかし魚ってすげぇな)。

今回訪れたのは「青森魚菜センター」。ここはのっけ丼で有名なスポットで、チケットを購入して、自分好みの具材をのっけてカスタマイズできる、筆者おすすめのスポット。

朝食を取ったら、「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」にお邪魔した。この八甲田丸は実際に青函連絡船として使われていた船だ。現在ではメモリアルシップとして、その記録と記憶を後世に残す海上博物館として役割を果たしている。鉄道車両をそのまんま積んで青森と函館を往復していた船だというのだから驚き。もし、あなたが乗り物が好きなら、訪れて後悔することはないだろう。大人1人510円。

八甲田丸を楽しんだら「A-FACTORY」でお土産のリンゴジュースを購入。急いで八戸の「ツカハラミュージアム」に向かう。もしあなたが車が好きなら是非参考にしてほしいスポットだ。このツカハラミュージアムは本州最北端の自動車博物館で、T型フォードから80スープラのGTカーまで揃った博物館だ。

ツカハラミュージアムの展示車両をなめまわすように見たら、あの小岩井農場へと向かう。筆者は缶のココアが大好きで、幼少期からよく小岩井の「ミルクとココア」を愛飲してきた。ようやく聖地巡礼できるのだ。ツカハラミュージアムからは高速を使って1時間30分程要したが、閉演1時間前の16:00に到着。すぐさま牧場のアイスクリームと牛乳を堪能した。ゆっくりしすぎたせいで牛舎が閉まってしまい、唯一見れたのはかわいい飼い犬のワンちゃんだけだった。そでも牧場のアイスクリームが食べれたので文句なし。

牧場を出てすぐの「小岩井の一本桜」で愛車と記念撮影をして、本日の最終目的地の紫波中央を目指す。

2日目の宿はとても印象的だったのでご紹介したい。今回訪れたのは「オガールイン」。施設が新しくて綺麗。それでいて部屋も広く、敷地内に飲食店やコンビニもある。にもかかわらずお値段一人3600円と、コストパフォーマンス最強。東北一周旅行を考えているなら是非、利用してもらいたい宿だ。
3日目 紫波中央→松島→東京
時の流れは残酷。楽しかったお盆休みも今日で最後だ。最終日は松島を訪れ、牛タン食って帰るのみ!時間に余裕があるなら中尊寺金色堂や、宮城蔵王キツネ村を訪れるといいかもしれない。

宿から松島までは約2時間。松島でやることは一つ。そうフェリーで松島を巡るのだ。フェリーは一人1000円。乗船後に600円払えばグリーン席にアップグレードできる。あいにくの空模様だったが、それでも松島の風景は圧巻だった。松島の自然が織り成す景観はやはり神秘的で、日本三大景観に数えられるのも納得だった。値段もいくらもしないので、松島を訪れたらマストでフェリーに乗るべきだ。

フェリーで松島を巡ったらさすがにお腹もすいてくる。宮城と言ったら仙台牛タン!という事で牛タンを食そうじゃないか。松島のフェリー乗り場周辺には仙台牛タンを食べられるお店が多い。筆者は「利休」というお店で牛タンを食べたのだが、やはり美味しかった。仙台牛タンの特徴は厚さと柔らかさ。それに加えて炭火の網焼きで調理されるので、おいしいのだ。
残念なことにこれで宮城とはお別れ。人には仙台牛タンならば、車にはガソリンを。愛車にハイオクを一杯食わせて東京へ戻る。家に帰るまでが遠足だ。帰って家族にお土産渡すまで気を抜いてはならない。
旅の仕方も十人十色
いかがだっただろうか?本当であればもっと時間に余裕が欲しいし、リアス式海岸を走ったり、わんこそばを100杯食べて、手形を貰いたいところ。しかし、二泊三日というスケジュールの割にはなかなかボリューミーだったのではないだろうか。旅の仕方も十人十色。筆者の経験が骨組みとなり、あなたなりの肉付けが出来るようなら幸いだ。
旅の2日目に海鮮丼食べてる記事