貴方の車のシフトに「プラス」と「マイナス」のマークはついていますか?ステアリングの後ろにパドルシフトはありますか?これは何のためにあるのだろうと思ったことはありませんか?これは「マニュアルモード」にするためのもので、マニュアル車と同じように、クルマのトランスミッション変速を自在に操ることができます。オートマチック車のマニュアルモードには、正しい方法があるのをご存知でしょうか?今回はその方法をご紹介します。
なぜマニュアルモードがあるのか?

マニュアルモードでクルマを運転すると、ドライバーはミッション変速を程度コントロールできるようになります。通常のオートマチックモードでは、燃費とドライバビリティを最大化するために働いています。そのため、コンピューターによってシフトチェンジが行われます。しかし、マニュアルモードでは、ドライバーの意思でエンジンをレッドラインまで回すことができます。その分、燃費は犠牲になりますが、運転する楽しさは倍増します。
トラックやSUVの多くにもマニュアルモードがあります。牽引するときや急な坂を下るときに便利です。このような用途では、シフトダウンを行います。下り坂でシフトアップが早すぎるのを防ぐためです。また、高いギアで牽引するとトランスミッションの故障の原因になります。
コントロールしやすくなる

オートマチックモードで曲がりくねった渓谷の道を走るとします。トランスミッションはデフォルトで高いギアを選びます。そのため、登り坂コーナーの立ち上がりでは、3速ではなく5速など、高いギアが入ったままなことが多いです。よって、クルマのパフォーマンスを低下させることにつながります。 しかし、マニュアルモードで低いギアにシフトダウンすることで、コーナーでよりコントロールしやすくなります。
コーナーリング後、高回転域でパワーを出す。パドルの操作で次のギアにシフトチェンジする。マニュアルトランスミッションのクルマを走らせるときと同じ感覚ですが、クラッチペダルは必要ありません。
サーキットでも

オートマのマニュアルモードは、サーキットや開けたワインディングロードでも活躍できます。マニュアルミッションを装備しているかのようにクルマを効果的に使うことができます。そして回転域をより楽しむことができます。ノーマルモードでもよいですが、あまりお勧めはしません。クラッチペダルがないため、操縦している感じが少なくドライビングが退屈になるからです。