秋のドライブは、クルマ好きの醍醐味のひとつですよね。夏が終わり涼しくなったことで過ごしやすいですし、紅葉など景色の変化も楽しめます。しかし、紅葉は美しいというだけでなく、車の塗装を傷めてしまうかもしれません。また、事故や火事の原因にもなりえます。今回はそんな紅葉後の落ち葉の落とし穴についてご紹介します。
落ち葉が車の塗装を傷める?
落ち葉は車の塗装にとってあまりよくありません。落ち葉を適切に取り除かないと傷がつくだけでなく、シミを作ってしまうかもしれません。落ち葉の色が緑、オレンジ、黄色、赤、茶色などの色に関係なく、車の塗装に湿った落ち葉が付着し長時間が経っている場合は注意が必要です。
車に残った葉の跡は、葉から車の塗装面に色素が移動した結果です。さらに単に色が移るだけではありません。落ち葉に含まれる有機化合物が車の塗装やクリアコートにダメージを与えいる可能性があります。
落ち葉の跡を消す方法
落ち葉の跡を消すためには、技術があれば手作業でも可能ですが、ある程度の研磨が必要になります。手作業では時間がかかりすぎるのでポリッシャーを使いバフで取り除くのが一般的です。どっちにしても時間と手前がかかるのは確実です。
排水の邪魔をする
また落ち葉は排水口を詰まらせ、車の水濡れの原因になる場合があります。雨水や洗車水が車内から適切に排水されなくなることで、最悪なケースでは、車内が水浸しになるほど水が逆流することもあります。ボンネット内では、水がフットウェルに入り込み、フロアマットまで水を誘導します。センタースタックにまで浸水し、電気部品に影響を及ぼすこともあります。このような車内浸水は、カビやサビの原因にもなり、車内まで被害を受けます。
落ち葉の上を運転すると事故の原因になる
乾燥した落ち葉は自動車火災の原因になる可能性があります。乾燥した葉が、エンジンルームに入り込んだ場合は高温のエキマニなどで火がつく可能性があります。また、乾燥した葉の上に駐車すると、マフラーなどの熱で葉に引火し、車の火災につながる可能性があります。カサカサした葉は踏み心地は良いですが、乾燥しているため火がつきやすいです。運転中は発火できない速度で移動しているためそのような心配はありません。ですが乾燥した葉でいっぱいの場所に駐車している場合では、車からの出火の可能性は十分にありえます。ドライブ中だけでなく駐車場所にも気をつけましょう。