アマチュアゴルファーのリンダ・チェンは、フロリダ州オーランド近郊で開催されたチャリティーゴルフトーナメントでホールインワンを決めました。ホールインワン賞として1000万円相当のメルセデスベンツ・Eクラスが贈られるはずでしたが、とある理由で受け取れませんでした。これを受けてリンダ・チェンはトーナメントの主催者を訴えました。
ホールインワンを達成したのに…
チェンは5月にアイルワース・ゴルフ&カントリー・クラブで開催されたチャリティー・トーナメントに出場しました。彼女のラウンドは順調に進んでおり、11番ホールのパー3で彼女は美しいティーショットを打ち、それがホールに収まりました。
彼女の理解によると、彼女はトーナメント主催者によって賞品としてリストされているE クラスを獲得する資格を満たしました。
しかし、ラウンド後に賞品を受け取りに行ったとき、大会の主催を手伝っていたトーナメント・ゴルフ・イベント社のオーナー、ティモシー・ガルビンが賞品を贈れるかどうか迷っていることに気づきました。
何が問題だったのか?
問題となっているのはチェンのゴルフ歴です。実はこのホールインワン賞を受け取れるのはアマチュアのみだったのです。
実際、彼女は現在アマチュアとして登録されていますが、実は彼女は1994年から1996年までプロゴルファーとして活躍しており、今回のトーナメントに参加する際に、それを明かしていなかったとの事です。
実際、彼女はプロとしてゴルフをしたことがないという宣誓供述書に署名したとガルビンは主張しており、彼女が事前に申告していれば事態の進行は阻止できたかもしれない。と述べています。
チェンは訴状の中で、自分が米国ゴルフ協会によって15年以上アマチュアとしてリストされていると主張しています。そのため彼女は、貰えるはずだったメルセデスベンツ・Eクラスか、その車の価値1000万円のいずれかを求めています。
これに対しガルビン氏は、「裁判所は誰が資格者で、誰が有罪で、最終的には誰が結果に責任があるのかを明らかにするだろう」と主張しています。
ホールインワンの確率
ゴルフレジスターによると、初心者を含む全ゴルファーを対象にしたホールインワンの確率は1/33,000とのこと。リンダ・チェンが登録されているアマチュアでは1/8000~1/14000、プロは1/3,700の確率でホールインワンが出るそうです。
世界的なホールインワンの記録としては最高回数が59回、最長距離は517ヤード(472m)、最年少記録が5歳で最年長記録が103歳とのことです。
これを聞くと、すさまじい偉業を成し遂げたリンダ・チェンには同情しますね。