洗車したばかりなのに鳥のフンがついていてイライラした経験はありませんか?見た目も悪く触りたくもありません。ですが、鳥のフンは気持ち悪いだけでなくわずか24時間ほどで車の塗装を傷めてしまいます。放置していると大変なことになるかもしれません。今回はバードミサイルの破壊力と対策についてご紹介します。
タイムリミットは?
ミサイルが塗装に当たった瞬間から、わずか12時間で持続的なダメージを与えます。暑くて日差しが強いと、鳥のフンが車の塗装に与える影響はさらに大きくなります。熱が加わると塗装に目に見えるほどのエッチングを引き起こします。また、涼しく曇った日であっても、鳥のフンはわずか36時間でその跡を残します。
威力の理由
鳥のフンが車の塗装にダメージを与える理由は、酸性であるためです。この酸性の物質が車のクリアコートに付着すると、それを破壊し始めます。ブレーキ液などと同様に、鳥のフンはクリアを壊し、塗装を破壊します。そしてむき出しになった金属に腐食を引き起こす可能性もあります。
果物を食べる鳥の場合、問題はさらに悪化します。鳥のフンが持つ通常の酸性度だけでなく、未消化の果汁が持つ酸性度が加わります。よって腐食作用がさらに強まります。車についた鳥の糞の色が白と茶色以外である場合は、酸性が強い場合が多いです。
被害を防ぐためには
鳥のフンによる長期的な影響を防ぐには、素早く洗車をするのが1番です。しかし、すでに鳥のフンのシミが残っている場合は洗車だけでは済みません。やるべきことが山ほどあります。
頑固なシミには、ウォータースポットリムーバーが効果的な場合もあります。つまり洗車の専用溶剤が必要です。これは硬水の沈殿物と同じように、ミネラルや残った汚れを分解する効果があります。このような溶剤の力をかりて洗車しておきましょう。
塗装が剥げた場合
最初のシミがなくなっても、鳥のフンによって車のクリアコートに永久的なシミができてしまうことがあります。これは鳥のフンによってその部分のクリアコートが腐食されてしまった結果です。傷ついたクリアは簡単に直すことはできません。ですがそれを放置していると塗装面まで腐食されてしまいます。そうなるとより高額な修理費があなたを襲うでしょう。
クリアコートの修理は、ディーラーや板金工場などで修理を依頼することになります。コーティングが剥げただけであれば大した問題ではありません。ですがクリア層の場合はその部分を取り外し再塗装が必要です。よって工賃も高くなります。
ダメージの防ぎ方
車の上に鳥のフンを長時間放置しないことが重要です。また、セラミック・コーティングやペイント・プロテクション・フィルムなどの製品もオススメです。これらは鳥のフンに対する防御層を追加することで、長期的なダメージを防ぐのに役立ちます。