第二次世界大戦中、イギリスは空飛ぶジープを所有していた

第二次世界大戦中、イギリスは空飛ぶジープを所有していた コラム
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今日街を走っているジープ・ラングラーは、第二次世界大戦中に使用されていたウィリス・ジープの偉大な子孫です。しかし、軍のエンジニアが空飛ぶジープに積極的に取り組んでいたことをご存知ですか? 

シルク不足で乗り物を投げ込めなかった

第二次世界大戦中、イギリスは空飛ぶジープを所有していた

空挺部隊は連合軍にとって不可欠な要素となりましたが、貨物機で乗り物を運ぶことができる滑走路が近くにあるとは限らず、パラシュートに必要なシルクが不足していたため、乗り物を「投げ込む」ことができませんでした。

そこでイギリス航空省は、ハフナーロータシュートと呼ばれる実験用有人ローターカイトの開発を任されたオーストリア人技術者のラウル・ハフナーを呼びました。

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ロータシュート×ジープ

第二次世界大戦中、イギリスは空飛ぶジープを所有していた

ハフナーは、ロータシュートのコンセプトを4WDのウィリス・トラックと組み合わせることを目指し、1943年に作業を開始しました。直径47フィート(14メートル)のツインローターブレードを装備し、飛行機の後部から取り出したような、テールラダーと2本のスタビライザーをトラックに装着する改造が行われました。ドアは乗員を保護するために軽量なアクリル製です。

上の写真の試作機は、迷彩柄の塗装にイギリス空軍のコケードをつけており、Pの表記はイギリス空軍の試作機であることを表しています。下の写真のもう一枚は、陸軍飛行博物館に収蔵されているレプリカです。改造機の重量は3,111ポンド(約1411kg)で、そのうち2,090ポンド(約948kg)がドナーのジープの重量で、残りはローター本体と胴体の重量です。

最大許容速度241km/h

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ロータブギーの最も驚くべき点は、最大許容速度が時速149.75マイル(約241km/h)であったことです。

着陸前にどうやって目的地に到着するかというと、当然ながら大量の燃料を積んでいるわけではないので、長距離を飛ぶという選択肢はありません。そこで、航空機の後方に牽引して降下させ、着陸地点まで滑空させる仕様となっています。他にも、飛行機が低空飛行をしていて、滑空効果を十分に発揮するスペースがないまま荷物を落とさなければならない場合など、ハードランディングにも耐えられるよう設計されています。テストでは、7.7フィート(2.35m)の高さから落としても問題なかったとのこと。

しかし結局のところ、空飛ぶジープのコンセプトは戦争で実現することはなく、代わりに重い車両を輸送できるグライダーが開発され、より効果的なコンセプトであることが証明されました。

画像出典:Fiddlersgreen.net ,Wikipedia

この記事を書いた人

1999年 東京生まれ。幼少期を自動車大国アメリカで過ごし、車に興味を持つ。レンタカー屋やBMW正規ディーラーを経て都内高級中古車ディーラーに勤務。愛車はGR スープラ RZ。

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