今更聞けない自動車と環境問題の話

排ガスで溢れた街 知識
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自動車と環境問題は切っても切れない関係だ。というのはもう聞き飽きた話だが、人に話せるほど理解できているだろうか。この記事では何かと耳にするけど、詳しくはよく分からない自動車と環境問題を解説していく。

半世紀前に始まった排ガス規制

唱和の排ガス問題

内燃機関の歴史は13世紀にまで遡るという。都市ガスが普及し始めた19世紀になると、レシプロエンジンの開発が盛んになった。内燃機関の登場によって人々の暮らしは豊かになったのは確かだが、同時に大気汚染という問題を引き起こした。この環境問題を対処・解決するためにアメリカでは1975年、日本では1976年に排ガス規制が強化された。この排ガス規制は一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物の3つの大気汚染物質を規制するものだ。この3つの大気汚染物質を無害な物質に変えるのが三元触媒だ。

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三元触媒とは

三元触媒とは先述したように一酸化炭素、炭化水素、窒素酸化物の3つを、プラチナ・パラジウム・ロジウムを使った使った触媒装置にて酸化・還元し、無害な水・二酸化炭素・窒素に変えるものだ。この三元触媒を最も効率よく活用する為には、ガソリンが完全燃焼し、かつ排気中に酸素が残らないよう制御が必要だ。この制御は当時主流だったアナログなキャブレターでは実現出来なかった為、インジェクションが開発された。これがエンジンの電子制御化の始まりである。

インジェクションは走行性能が悪い?

インジェクションが登場した当初は、キャブレターを搭載した車よりも、走行性能が悪いと言われていた。というのも当時の電子制御はまだ発展途上だったからだ。しかし技術の進歩によりより繊細なコントロールが可能になり、走行性能も燃費も良くなった。今では電子制御インジェクションが大多数を占めている。

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JC08モード・WLTCモードとは

車のカタログの下の方でよく見るJC08モード・WLTCモード。これらは市街地モードや郊外モードといったように、定められた走行パターンを疑似走行して測定するものだ。それと同時に排ガスの測定も行われる。JC08モードは日本独自の検査基準で2011年4月1日以降に型式認定を受ける自動車についは、このJC08モード燃費値の表示が義務付けられていた。またWLTCモードは2018年10月1日からは、国際連合が定めた国際基準を、日本の道路事情に合わせて再編した「WLTCモード」に全面移行された。

WLTCに変わる新たな燃費測定方法


WTLCモードはより実燃費に近いとされているが、それでも差は生じてしまう。メーカーがモードの走行パターンに合わせて、燃費を良くする設計する事が可能な事が理由の一つだ。そこで路上走行中に排出される汚染物質を測定するRDEという測定方法が注目され、2017年から欧州で、2022年から日本での導入が決まっている。

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CAFE規制とは

CAFE規制とは企業平均燃費規制の事で、企業ごとに1年間に販売した新車の燃費の加重平均値をクリアする必要になる。クリアできなければその企業に高額な罰金が科される。車種別ではなくメーカー別なので、例えば特定の車種だけ燃費を向上させれば、一部車種で多少Co2排出量が多くても、燃費基準をクリアする事も可能だ。新型フェアレディZが発表されたのが記憶に新しいが、あれを例に取るとノート等の燃費の良い車でマージンを稼ぐ必要があるという事だ。

最後に

フェラーリのハイブリッド

ハイブリッド化だ電動化だというのが自動車業界のトレンドなのは事実だ。エンジンのダウンサイジング化が進み、フェラーリでさえ環境問題に悩み、ハイブリッドを出す時代だ。この記事を読んで今の時代にスポーツカーを出すことの難しさを理解していただければ幸いだ。そして今こそガソリンエンジンのスポーツカーに乗っていただきたいと思う。純ガソリンエンジン絶滅までのカウントダウンは、もうとっくに始まっているのだから。

この記事を書いた人

1999年 東京生まれ。幼少期を自動車大国アメリカで過ごし、車に興味を持つ。レンタカー屋やBMW正規ディーラーを経て都内高級中古車ディーラーに勤務。愛車はGR スープラ RZ。

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