【中国】クルコンとブレーキが故障し、500kmの間車内に閉じ込められる

ハヴァルh6 コラム
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現代の自動車技術の多くは、運転を快適、安全にします。しかし、多くの新しい技術と同様に、100%安全が保障されているわけではありません。中国のあるドライバーは走行中に、クルーズコントロールが故障し、ブレーキが効かなくなった後、男性は約500kmもの間、車に閉じ込められました。

中国在住のルオ氏は 長城汽車が展開するSUVブランドハヴァルのコンパクトSUV、H6を運転して湖南省の長沙から江西省の宜春まで約200kmのドライブをしていました。速度を落とせないことに気付いたとき、 彼はクルーズ コントロールを時速100kmに設定していました。

ルオ氏は、自分が置かれている立場に気付くと、あまりの恐ろしさに泣き始めました。落ち着いたら、中国の高速道路パトロールに電話し、車が暴走した事を知らせました。 

暴走した車をどうやって止める? 

ハヴァル
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警察は通報を受け、まずハヴァルのエンジニアに連絡を取り、ソフトウェア側など様々な観点から解決策を練りました。何度も挑戦しましたが、解決策は見つからず、その間もルオ氏は地獄のドライブの渦中に取り残されたままです。

車を安全に止めるために、あらゆることを試みた後、警察は最終的に道を空け、車を燃料が尽きるのを待ちました。警察の護衛のおかげで、ルオ氏は車の燃料が切れて、故障してから約500km離れた場所に停車することが出来ました。 

ルオ氏は200kmしか運転しないつもりでしたが、結局、約2.5倍もの距離を移動しました。この経験は恐ろしいものでしたが、ありがたいことにルオさんは無事で、他のドライバーにケガはありませんでした。 

自動車の自動化はどれくらい安全?

自動運転

クルーズコントロールのような機能は、新しい自動車技術の信頼できる部分の1つとして一般的に受け入れられています。結局のところ、私たちは数十年間、何らかの形のクルーズ コントロールを使用してきました。ただし、今日のクルーズコントロールの制御は、以前のものとは少し異なります。アダプティブクルーズコントロールを使用するシステムは、オートクルーズコントロールよりもはるかに複雑です。その複雑さにより、問題が発生する領域が増えます。ただし、統計的には、これはかなりまれな事故です。 

ほとんどの新しい自動車技術は、古い自動車よりもドライバーを安全に保つ可能性を秘めています。ただし、このような話は、機械を100%信頼してはいけないことを思い出させる良い例です。自動化してもすべてが良くなるわけではありません。ルオ氏が急いで自動運転車を欲しがるとは思えませんから。

この記事を書いた人

1999年 東京生まれ。幼少期を自動車大国アメリカで過ごし、車に興味を持つ。レンタカー屋やBMW正規ディーラーを経て都内高級中古車ディーラーに勤務。愛車はGR スープラ RZ。

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