マツダがコンバーチブルのRX-8を開発したことをご存知ですか?

マツダがコンバーチブルのRX-8を開発したことをご存知ですか? コラム
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マツダがかつてワンオフのRX-8コンバーチブルを製造していたことをご存知ですか?2003年3月に登場したRX-8 は、象徴的な RX-7の後継となる一世代のスポーツカーです。

X-MENをテーマにした車、ロータリーを記念したアニバーサリー エディション、さらには水素で動く車など、多くの特別版、ワンオフ、技術テストベッドを生み出したことで知られていました。

その中でもRX-8コンバーチブルは異彩を放つ存在で、 2023年にRX-8が誕生20周年を迎えることから、7月22日から8月末まで「マツダブランドスペース大阪」に展示されています。

ドロップトップ RX-8 の詳細はほとんど存在していないようで、マツダ自身の歴史的アーカイブにもコンバーチブルの画像は 1 枚もありません。どうやらこのワンオフモデルは、RX-8 ではなく、日本の野球チーム、広島東洋カープの祝賀の一環として製作されたようです。

ベースは6速オートマのRX-8

マツダがコンバーチブルのRX-8を開発したことをご存知ですか?

6速オートマチックのRX-8をベースに、マツダはルーフを切り落とし、さらにBピラーにロールオーバーフープを設けました。これは構造的な剛性を高めるためというよりも、横転時の重大事故を防ぐ目的でした。

また後部座席の座面は通常モデルよりも高く設定されており、パレードの際に後部に乗った選手が観客に見えやすいよう工夫が施されています。

コンバーチブルのRX-8というコンセプトは奇妙に思えますが、実際には想像するほど突飛なものではありません。

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RX-8の簡単な歴史

マツダがコンバーチブルのRX-8を開発したことをご存知ですか?

2003年に発売されたRX-8は、「RENESIS」と名付けられたロータリーエンジンを搭載しており、最高出力250馬力・最大トルク22.0kgmを発揮します。

2008年にRX-8は一部改良を行い、フェイスリフトが施されました。デザインの微調整や内装の向上が行われ、より洗練された印象となりました。

RX-8は厳しい排出ガス規制や燃費性能の課題から2012年をもって、RX-8の製造・販売は終了しました。

関連:【525馬力!】NAロードスターに6.2L V8エンジンをぶち込んでみよう!

RX-8とロードスター物語

マツダがコンバーチブルのRX-8を開発したことをご存知ですか?

2000年代初頭、マツダはフォードの傘下にあり、フォードはマツダにロータリーカー用の特注スポーツカー・プラットフォームを作らせず、ロードスターとRX-8はFRプラットフォームを共有するよう主張したと言われています。

これが、NC世代のマツダMX-5ミアータが先代に比べてずんぐりと太りすぎと言われた理由のひとつでしたが、実際にはその重量はNB世代のターボチャージャー付きマツダスピードロードスターと同等でした。

しかし、両車の基本プラットフォームは同じであり、理論的にはRX-8の13Bロータリーエンジンを最小限の作業でNCロードスターに搭載することができました。

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この記事を書いた人

1999年 東京生まれ。幼少期を自動車大国アメリカで過ごし、車に興味を持つ。レンタカー屋やBMW正規ディーラーを経て都内高級中古車ディーラーに勤務。愛車はGR スープラ RZ。

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