車好きが集まっているところに行くとこんな会話聞いたことありませんか?ターボラグが、、NAだから、、混ざりたいけど何を言っているかわからない。だからといって聞くのも恥ずかしい。今回はそんな今更聞けないエンジンの仕組みをご紹介します。これを読んでおけばそんな場面でも大丈夫です。
基本事項1
![あなたの車は大丈夫?エンジンが壊れる兆候とは](https://news-cartrend.com/wp-content/uploads/2023/01/image-2023-01-16T180239.728.webp)
エンジンに大きな出力を求めたい時、必要なのは排気量です。排気量とは一般的にエンジンが燃焼する際の容積の大きさです。もっと簡単に説明すると燃やせる燃料の量のことを表しています。小さな部屋で少量の燃料よりも、大きな部屋で大量の燃料の方が爆発が大きいと思いませんか?排気量はその部屋の大きさを表しています。燃料をたくさん使えば燃費を犠牲にエンジンが速く、力強くまわるという想像は出来ましたでしょうか。
そこで問題になってくるのは酸素の量です。物が燃えるには酸素が必要です。それはガソリンも同じです。その酸素が含まれている空気をどれぐらい取り込めるか。それによってエンジンが発揮できるパワーが決まってきます。よってエンジンを大きくすればそれだけ取り込める空気量が大きくなり大きなパワーを発揮出来ます。この空気量というのがポイントです。ちなみにV12、V8エンジンの12や8の部分はその爆発が起こる部屋の数を表しています。
NAとは
![マスタング](https://news-cartrend.com/wp-content/uploads/2022/02/Ext2-Gallery-Ford-MUSTANG-GT-636894531203868819.jpg)
NAエンジンとは自然吸気エンジンのことです。自然吸気とはその名の通り、エンジンだけの力によって空気を取り入れる方式です。今回のメインではないので少しの説明にします。
自然吸気の利点はたくさんありますがここでは元々設計された通りに空気を取り込む物。と説明しておきます。空気の取り込む量が決まっているので回転が安定し、出す力も一定です。
ここで昔の人はこう考えました。液体と違い空気は圧縮できるのだから空気を圧縮して多くの酸素を入れればエンジンのパワーがあがるのでは?と。それにより生まれたのがターボとスーパーチャージャーです。つまりこの2つはエンジンに、より多くの空気を送るために生まれた物なのです。
基本事項2
先述の通り空気の圧縮が重要です。この空気の圧縮はターボチャージャーとスーパーチャージャーで違いありません。両者とも空気を圧縮しエンジンに送り込んでいます。では違いは何か?それは空気の圧縮方法の違いです。
ターボチャージャー
![ターボ](https://news-cartrend.com/wp-content/uploads/2023/03/image-2022-12-11T223111.177.webp)
ターボチャージャーは、エンジンからの排気ガスでタービンを回し、タービンで空気を圧縮してエンジンに届けます。
簡単に説明します。エンジンをかけている時、マフラーからは排気ガスが出ていると思います。その排気ガスによって空気を圧縮しているのです。ここ重要です。仕組みはさておき排気ガスの量によって圧縮できる空気の量が決まるのです。よってエンジンがある程度まわり、排気ガスが増えないと圧縮できる空気の量は増えません。アクセルを踏んでも、エンジンの回転数が大きくなり排気ガスが増えないからターボがすぐ効かない。これがターボラグです。
スーパーチャージャー
![スーパーチャージャー](https://news-cartrend.com/wp-content/uploads/2023/03/image-2022-12-12T231823.064.webp)
上記のターボと違いスーパーチャージャーはエンジンの力によってコンプレッサーという空気を圧縮する機械を回し、エンジンに空気を送っています。
このコンプレッサーはエンジンと繋がっているため、ターボラグのように時間差がありません。これが最大の利点です。ただその分エンジンに負担がかかります。
もちろんお互いにそれぞれ欠点があります。スーパーチャージャーよりもターボが普及した理由もこの仕組みの違いによる物です。これはまた別の機会にご紹介します。
まとめ
今回はわかりやすくを重点におき、だいぶ省いてご紹介いたしました。これを頭に入れておけばこれからの会話に難しい内容があってもなんとなくイメージできるのではないでしょうか。よいカーライフを!