輸入車に多く見られるスキッドプレートやアンダーカバーをご存じですか?エンジンルームの下側にあり、下回りを覆い隠している板状のものです。これは国産車にはあまり見受けられません。これは車に必要なものなのでしょうか?今回はアンダーカバーのメリットについてご紹介します。
綺麗に保てる
ガレージや車体の下回りをきれいに保つのは大変です。路面の汚れ、液体など、たとえ細心の注意を払って綺麗にしていても、雨の日などはひどい状態になってしまうものです。アンダーカバーによって車の下回りを保護することで、オイルや液体が漏れるのを防ぎ、車道やガレージの床を綺麗な状態に保つことができます。
燃費が向上する
車の下回りは空気の流れが悪いです。そして空気抵抗は効率の悪い敵です。エンジン、トランスミッション、排気管、バンパーなどの間にある無数の空気の通り道は、多くの乱気流を生み出し、クルマの速度を低下させます。
その空気抵抗は燃費の悪化を意味します。アンダーカバーを装着することで、この空気の流れをスムーズにすることができます。よって燃費を向上させることができるため、ガソリン代が節約できます。
大きなダメージを防ぐ
荒れた段差や轍、地形の変化、危険はたくさんあります。車高の低い車両などは、簡単に車を底突きしてしまい、車両にダメージを与えてしまいます。さらに悪いことに、最近のクルマはオイルパンがプラスチック製で、ちょっとした衝撃でも簡単に割れてしまう可能性があります。
アンダーカバーを装着することで、地面と車の下にある繊細な部品との間に層を作ることができます。大きな衝撃は防げないかもしれません。ですが小さな擦り傷の蓄積や飛び石などから守ることができます。
防錆
さらにアンダーカバーの保護は、錆を防ぐためにも有効です。フロアやフレーム、サスペンションなどの部品に水がかかるのを防ぐことで、錆の心配が少なくなります。よって長持ちするようになります。雪が降る地域などの塩害からも多少は守ってくれます。
静粛性
アンダーカバーを装着することで、毎日のドライブが快適になります。理由は、先述の通り空気の流れをスムーズにし、フロアやフレームにゴミが当たるのを防ぎます。よって、より静かで快適なドライブを楽しむことができます。小さな変化に思えるかもしれません。ですが高級車などはすでに取り入れています。これはドライブに高級感を与えることができるのです。