日本では2022年3月、運転免許証とマイナンバーカードの一体化について盛り込んだ道路交通法の改正案が閣議決定され、2024年度末の運用を目指して整備が進んでいる。
Appleの便利なデジタルウォレットは最近、一利用可能な新しい機能をリリースした。iPhone、Apple Watch、および iPad のユーザーは、有効な運転免許証と州IDをデジタルで保存できる。つまり、 車を止められた場合、Apple Wallet を開いて、デジタル運転免許証を警官に見せるだけで済む。ただし、米国のすべての州がこの形式の ID をまだサポートしているわけではない。
Apple Walletとは?
Apple Walletは、Apple社によるデジタルウォレット。このアプリは、以前は Passbookと呼ばれていた。Apple Wallet は2012年から存在しているが、アップルはWallet を最新の機能で継続的に更新している。WalletはiOSとwatchOSをサポートしているため、 Appleユーザーは互換性のある iPhone、iPad、Mac、および Apple Watch デバイスでこのデジタルウォレットを利用できる。
Appleによると、Walletのコアな機能には、クレジットカード、デビットカード、搭乗券、予防接種カード、イベントチケット、交通カードのデジタル保存が含まれる。さらに、 ユーザーはデジタルキーを保存して、ホテルの部屋、自宅、または車のロックを解除することもできる。もう 1 つの新しい Apple Wallet 機能により、ユーザーは運転免許証または州の ID を保存できるようになった。
全ての州がApple Wallet を信用しているわけではない
Apple Wallet がクレジット カードやデビット カードを保管できるほど安全であれば、運転免許証や州の ID を安全かつ信頼できるものに保つ必要がある。ただし、新しい機能により、ユーザーは運転免許証と州IDをWalletに追加できるが、すべての州がこの ID ストレージを信頼できると見なしているわけではない。
Appleによると 、米国の2つの州 (アリゾナ州とメリーランド州) のみが、運転免許証と州 ID を Wallet に追加することをサポートしているという。この機能はまだ比較的新しく、2022年3月にアリゾナ州全体で、2022 年 5 月にメリーランド州全体で利用できるようになっているという。アリゾナ州とメリーランド州だけが、運転免許証と州 ID が Apple Wallet ストレージを通じて有効であると考えているが、他の州もすぐに追随する予定だという。
実は2023年5月から日本でも…
運転免許証とマイナンバーカードが一体化する予定の日本だが、2023年5月11日より、Android OSを搭載したスマートフォンに、マイナンバーと同じ機能をを持った「電子証明書」が発行される予定なのだ。これにより、日常生活におけるさまざまな手続きを、すべてオンライン上でもできるようになるという。「運転免許証とマイナンバーカードの一体化」と、「スマートフォンにマイナンバーと同じ機能を持った電子証明書の保存」。この2つが加速・実現すれば、運転免許証を携帯せず、スマホ1つ持ち歩けば買い物から運転までできる日が来るはずだ。
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