ドライバーとして、私たちは気づかないうちに悪い習慣を身につけています。自分の習慣は無害で何のダメージも与えていないと思うかもしれません。ですが、中には安全上のリスクを上げ、クルマにダメージを与えるものがあります。ここでは、クルマにダメージを与える悪い習慣をいくつかご紹介します。あなたはいくつ当てはまりますか?
シフトノブに手を置く

あなたは、両手でハンドル握り運転していますか?片手運転中にシフトノブに手をおいて運転していませんか?これは危険な運転方法であるだけでなく、不必要な力を加えてしまいます。セレクターフォークやギアボックスの内部部品を傷つけてしまう可能性があります。この場合の部品は通常よりも早く摩耗します。ギアの音がうるさくなったり、ギアが正しく選択できなくなったりすることがあります。
下り坂でブレーキを引きずる

ブレーキを引きずると、ブレーキパッドやディスクの消耗が激しくなり交換の頻度が高くなります。また、ブレーキの表面が高温になりブレーキが効かなくなる場合もあります。下り坂では、ブレーキを引きずるのではなく低いギアを入れ、エンジンブレーキをかけるようにしましょう。
スピードを落とさずに穴や段差を越える

運転中の会話に集中していませんか?道路状況を見ながら運転できていますか?大きな穴には注意して運転してください。速い速度でぶつからないように注意する必要があります。その衝撃でタイヤにダメージが入ります。また、タイヤが飛んだり、ホイールにひびが入ったり、ホイールバランスが崩れたりすることがあります。また、スピードを落とさずに段差を乗り越えると、車のフロントやリアの足回りにダメージを与えることもあります。
冷間時にエンジンを回転させる

車が夜間駐車している間、エンジン内のオイルは重力に負けて一番低いところに沈んでいます。車に乗り込み、エンジンをかけてからすぐにエンジン回転数を上げ始めると、エンジンオイルは適切に循環する時間がありません。その結果、金属と金属の摩擦が発生し、過度の磨耗や損傷を引き起こす可能性があります。よってエンジンの寿命を縮めます。
ハイギアでアクセルを踏み込む

最近のクルマには、ギアを上げるタイミングや下げるタイミングを知らせるギアシフトインジケーターが搭載されています。それを無視して低回転で加速したり、ギアを上げすぎたりすると、エンジンはより強く回り、さらに負担をかけることになります。