サングラスはファッションアイテムとして捉えられがちですが、紫外線から目を守るために使用している方も多いのではないでしょうか。車の安全のために運転中にサングラスを選ぶドライバーもいます。最近では、サングラスが有効なのか。有効だとしたら実際に何色がいいのか。といった議論もあります。また、エアバッグがサングラス着用者にとって危険かどうかという議論もあります。
サングラスは効果ある？
この質問に答えるには、まず太陽が目に与える影響について説明する必要があります。
太陽は目にもダメージを与えます。ある大学によると、日焼けは白内障、角膜や結膜の損傷、がん、加齢黄斑変性などを引き起こす可能性があります。では、サングラスは目を保護するのに役立つのでしょうか？
種類によっては可能です。レンズが紫外線をカットしサングラスは健康に良い。という研究結果もあります。目は紫外線をある程度カットしますがすべての紫外線をカットするわけではありません。よって目への紫外線の照射を制限することは、リスクを軽減することになります。サングラスは目を保護し目の周りの皮膚も保護することができます。
逆に紫外線を遮断しないサングラスは、目を保護するものではありません。見た目だけでなくサングラスをかけるのであればラベルをよく読んでから購入するようにしましょう。
何色が効果的？
サングラスの色は黒や茶色のい他にも、青や緑、オレンジ、赤など、色鮮やかなものもあります。
その美しい色は、運転中のあなたの目を守ってはくれません。これも研究結果が出ており、琥珀色、銅色、灰色といった色合いを選ぶとよいそうです。そして赤、緑、オレンジのような色合いは、運転中に確実に識別する必要がある信号機の視界を歪ませる可能性があるためとても危険です。
偏光サングラスについては、時間帯や運転する車の種類に大きく左右されます。偏光サングラスは眩しさをかなり遮断するのに役立ちますが、太陽の角度によってそれが仇となる場合もあります。
二輪車のドライバーなどは雨の日の偏光サングラスの着用を避けたほうがよいでしょう。道路の区別がつきにくくなるので、偏光サングラスでバイクに乗る場合は注意が必要です。
エアバックとサングラス
エアバッグが適切に作動すれば、人命を救い大きな怪我を防ぐことができます。エアバッグはハンドルから飛び出しドライバーの顔面を直撃します。その際サングラスをかけている人にどのような影響を与えるのでしょうか。
1番に考えられるのは破損し皮膚に刺さることです。時に人の命を奪うほどの威力があるエアバック。その力にサングラスは耐えられません。万が一のときのために尖ったデザインのサングラスはあまり使用しないほうが良さそうです。
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