エリーゼやエキシージのメーカーであるロータスは、明らかな「スポーツカー」メーカー。ブランドの全体的なコンセプトは「シンプルで軽量」なことであり、何十年にもわたってレースの世界と関わりがある。今年初めにロータスがEV クロスオーバーを発表したとき、ロータス エレトレは自動車業界にとって驚きだったと言っても過言ではないだろう。
EV×Lotus=?

EVのバッテリーというのは重く、軽量車で知られるブランドとはまるで正反対。それでも、 ランボルギーニにはすでにウルスがあり、フェラーリはプロサングエを発表しているので、ロータスがスポーツ ユーティリティの世界に参入するのは時間の問題だった。ロータスは2022年10月25日(現地時間)、正式な発売に先立って、エレトレのすべての関連仕様を発表した。幸いなことに、スピード狂の方々にとって、エレトレは決して遅いものではない。
グレードは3つ

皆さんの予想通り、エレトレは決して安くはない。ロータスのプレスリリースによると、このEVの価格は約1500万円から。ロータスの「ハイパー SUV」には、エレトレ、エレトレ S、エレトレ Rの3つの異なるグレードがあり、エレトレ Sは約1770万円から、エレトレ Rは約2030万円から。
いずれにせよ、エレトレは印象的なスペックを持っている。基本モデルとエレトレ Sは両方とも、そのデュアルモーターから 603 馬力を発生し、エレトレ Rは驚異的な 905 馬力を絞り出す。ロータスは、エレトレ Rが世界最速の EV SUVであり、0-100kmが 2.95秒であると主張しているが、Teslaの Model X Plaidが同じことを 2.5秒と主張していることは注目に値いする。エレトレ Rには、車高を下げ、モデルのアクティブなエアロダイナミクスを利用して最高のレースパフォーマンスを実現する「トラックモード」も用意されているとの事。
装備とスペック

ベーシックモデルのエレトレには、アクティブフロントグリル、マトリクスLEDヘッドライト、22インチ鍛造ホイール、アクティブエアサスペンション、トルクベクタリングなどが標準装備。
インテリアでは、リサイクルされた材料で作られたカーペット、23のスピーカー オーディオ、豊富なタッチスクリーンなどがあります。ロータスによると、航続距離については、Eletre と Eletre S 一充電走行距離(WLTPモード):600km、Eletre R 一充電走行距離(WLTPモード):490kmだという。
エレトレ | エレトレ S | エレトレ R | |
最大出力 (kW/馬力) | 450 / 603 | 450 / 603 | 675 / 905 |
最大トルク (Nm) | 710 | 710 | 985 |
最高速度 (mph / km/h) | 160 / 258 | 160 / 258 | 165 / 265 |
0-62 mph / 0-100 km/h (秒) | 4.5 | 4.5 | 2.95 |
80~120km/h (秒) | < 2.2 | < 2.2 | < 1.9 |
電池容量(kWh) | 112 | 112 | 112 |
急速充電器による充電時間 10%-80% (分) | 20 | 20 | 20 |
WLTP 最大航続距離 (km) | 600 | 600 | 490 |