イタリアのスーパーカーメーカーであるフェラーリは、昨年、新型コロナウイルスのパンデミックによる世界的なロックダウンの中で旅行が制限されていたにも関わらず、世界の売上高と企業利益の新記録を樹立しました。
販売台数と企業利益の新記録

象徴的なイタリアのスーパーカーメーカーであるフェラーリは、昨年、世界の販売台数と企業利益の新記録を打ち立てました。同社の最新の財務報告によると、フェラーリは2022年に全世界で13,221台の新車を販売し、2021年の記録である11,155台を18.5%上回ったと報告しています。
地域別の内訳は、中国・香港・台湾で1,552台(+73%)、その他アジア太平洋地域で2,264台(+17%)、アメリカ大陸で3,447台(+22%)、欧州・中東・アフリカ地域で5,958台(前年比+8%)となっています。
フェラーリのハイブリッド スーパーカーである296 GTB/GTSとSF90 Stradale / Spiderは、2022 年のフェラーリの世界販売の22% (約 2908 台) を占め、同社にとってもう 1 つの記録です。
今後登場する車の60%を電動化する

フェラーリはまた、2022 年に最高の純利益を記録したと主張しており、年間で約1333億円を達成しました。これは、以前の記録である約1183億円は 2021年のものです。
フェラーリの成功は、ロールス・ロイス、ランボルギーニ、ベントレー、ブガッティが 2022 年に史上最高の販売記録を打ち立てたという報告に続くものです。
また2022年6月、フェラーリは 2026年までに 15 の新しいモデルを発売し、今後登場する車の 60% を電動化することを発表しました。
フェラーリ 812 スーパーファストのハイブリッド V12 搭載後継モデルは今年発売される予定で、2023 年から 2026 年の間に発売予定の 15 の新しいモデルの最初のモデルとなります。
フェラーリの今後

フェラーリの新モデルの少なくとも 85%は、296 GTB/GTS、ローマ/ポルトフィーノ、812 スーパーファストの後継車などの量産車で構成されます。
フェラーリは、2030 年までに、電気自動車 40%、ハイブリッド車 40%、ガソリン専用車 20% の 80% のモデルが電動化されると発表しています。