多くの人にとって、第5世代のダッジバイパーはその卓越した性能で知られており、箱から出してすぐに驚くほど速いスポーツカーです。しかし、中にはこれをさらに高みに引き上げ、最速の「買い物車」として仕立て上げることを試みる者もいます。その最たる例が、カルボモータースポーツがチューニングしたツインターボダッジバイパーです。この車はカルボモータースポーツのCM2000パッケージを搭載し、その性能は驚異的です。
後輪に驚異の2300馬力オーバーを送り込む

まず、このバイパーはツインの76-85ターボチャージャーと空対水インタークーラーを備えています。さらに、エタノールを燃料として使用することができ、海抜ゼロメートルでのダイナモ走行では、後輪で2,314馬力(1,725.8キロワット)という圧倒的なパワーを発揮します。トルクも1,686.3ポンドフィート(2,286.3 Nm)に達し、その加速力は驚異的です。
このダッジバイパーは、公道での運転にも耐えられるよう、トランスミッションにはストレートカットギアを備えたPPDシーケンシャルユニットを搭載しています。これにより、速さと正確性が向上し、高速でのドライビングが可能となっています。
スポーツカーが実用的でないという誤解を打破

さて、この「買い物車」の名にふさわしく、トランクには熱交換器に必要なアイスボックスが設置されています。それにもかかわらず、バイパーにはまだ十分なトランクスペースがあり、実用性も考慮されています。スポーツカーが実用的でないという誤解を打破します。
外観にもこだわりがあり、車全体には美しい装飾が施されています。特に目を引くのは、工場出荷時の真っ赤なペイントの上にミリタリーグリーンのラッピングが施されていることです。さらに、Venomous Carbonにより、すべてのエアロビットが鍛造カーボンファイバーで作られており、スプリッターやカナード、ダッジバイパータイムアタックスタイルのリアスポイラー、V-10エンジン上のXブレースなどが含まれています。
最後に、このダッジバイパーはNth Motoから供給されたブラックアウトされたホイールを装着しており、その外観も一層引き立っています。
夢のような存在

しかしながら、このバイパーには一風変わった特性もあります。強いGフォースにより、車が衝突していると誤認識され、エアバッグのライトが点灯することがあるそうです。もちろん、そのような事故が起こらないことを願います。
総括すると、このツインターボダッジバイパーは世界で最も速く、最も非常識な「食料品ゲッター」としてその名を刻んでいます。2,300馬力のパワーを持ち、400メートルあたり170マイル(273 km/h)以上の速さを誇るこの車は、スーパーカー愛好家やスピード狂にとって夢のような存在でしょう。果たして、このバイパーで食料品を買いに行く人がいるのか、その冒険に出かける勇者が現れるのか、今後の動向に注目です。
画像出典:Bridget’s 2300HP “Grocery Getter” Turbo Viper Ride Along! (The Viper Queen)