寒くなるとバッテリー上がりが増えるのをご存知でしょうか。夏まで元気に動いていたバッテリーも気温の低下と共に性能が下がります。バッテリーは金属と液体の化学反応によって電気を蓄えていますが、気温が低くなるとその化学反応がしにくくなります。よって性能が落ちるのです。そしてエンジンを始動するのには大量に電力が必要なので、電力が足りずバッテリー上がりが起きでしまいます。では、どのようにしてバッテリー上がりを防げば良いのでしょうか。
長距離を走る
普段の生活で車の運転は近所のスーパーに買い物に行くだけで、数キロしか走らないということを続けていませんか?バッテリーはエンジンがかかっている時に充電します。よって走行距離が短いと次にエンジンをかける時の電力が足りずバッテリー上がりが起きてしまいます。
解決する方法は、走行しなくても30分ほどアイドリングさせてください。エンジンをかけておくだけでもバッテリーが充電され、次の始動の助けになります。
ドライブレコーダー
煽り運転対策などでドライブレコーダーをつけている方も多いのではないでしょうか。ドライブレコーダーの中には駐車監視モードがついているものがあります。これはエンジンを切っていてもバッテリーの電力で監視してくれる機能なのですが、これが原因でバッテリー上がりが起きてしまいます。
ただ、ある程度のドライブレコーダーはバッテリーの電力が落ちてくるとそれを自動で完治し、駐車監視モードをオフにする機能がついていますが、取り付け方法が間違っていたり、初期設定から設定を変えていない場合などは機能しない場合があるので注意が必要です。
車を凍らせない
先述の通りバッテリーは寒さに弱いので、雪や氷が車についている状態はあまりよくありません。よって屋根付きガレージや車庫保管ができるのであれば効果的です。
また、それができない方は布製のボディーシートを被せておくだけでもある程度防ぐことができます。
定期的にバッテリーテストする
今のバッテリーの状態を知っておくことも重要です。事前に知っておくことによって予防することができますし、バッテリーの交換タイミングもわかります。最近のバッテリーは性能が上がった代わりに寿命が分かりずらいという特徴があるのでテストしておくことは重要です。
自宅に電気テスターがある方はすぐ測定できますが、持っていない方はガソリンスタンドなどで無料で測定してくれたりするので活用してください。
新品のバッテリーに交換する
バッテリーの寿命は、メーカーにもよりますが大体2〜3年と言われています。4〜5年同じバッテリーを使っている方はしっかり使い切ったと言っても過言ではありません。出先で車が動かなくなりレスキューを呼んで余分なお金がかかる前にバッテリーを交換しておきましょう。