ハイパーマイリングという【究極の燃費向上術】とは!?

知識
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ハイパーマイリングとは、エンジンへの負荷を極力軽減し、燃費を向上させることを目的とした運転技術。このテクニックを用いる事で燃費を20~30%ほど向上するという。一部の過激な方法は物議を醸し、潜在的に危険だが、この記事では安全な方法に焦点を当ててご紹介する。

ハイパーマイリングの前に

空気圧

当然、燃費走行をするわけなので、車側でできる事はやっておこう。具体的には、きちんと車が整備されている事や、空気圧が適正である事。また、余分な荷物を積まない事やアイドリングを避けるなど、車の燃費を上げる最低限の事だ。JAFによると、適性なタイヤの空気圧を基準として、30%減では平均4.6%、60%減では平均12.3%悪化したとの事。また、ECCJ(一般財団法人省エネルギーセンター)が2Lのセダンを使って行った実験によると、車重が110kg増加すると一般道で3.4%、高速道路で3.3%、郊外で5.4%燃費が悪化したとのこと。

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車のエンジンへの負荷を最小限に抑える

ガソリン

可能な限り最高の燃費を得るために、ハイパーマイリングは、エンジンにかかるストレスを可能な限り最小限に抑える。これはどういう事かと言うと、制限速度内で運転し、可能であればクルーズコントロールを使用してエンジンにスムーズに燃料を供給することを意味する。アクセルをスムーズに操作すればするほど、つまり停止時や車線変更時に急加速したり急加速したりしないようにすると、車の効率が向上する。車に限らず「急」が付く行為は大体良くない事が多い。

できるだけ惰性で走る

惰性

ハイパーマイリングでは、高速道路であろうと一般道であろうと、車をスピードを上げると、エンジンに噴射する燃料を減らすために、可能な限り惰性で走る。車を惰性で走らせるには、ゆっくりと加速して速度を上げ、前方の車との距離を十分に保ち、ブレーキをできるだけ使わないようにする。これにより、長期的には燃料の消費が少なくなるのだ。これはまた、より高速な車が安全に追い越すために、高速道路や通常の道路では最も左側の車線を走行する必要があることを意味する。

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パルス・アンド・グライド

グライダー

このテクニックは”ハイパーマイラー”が採用する最も複雑なテクニックで、ハイブリッド車限定のテクニック。

パルス・アンド・グライドの最初のステップは、車両を時速40kmまで加速するパルス(加速)から始まる。プリウスを例に挙げよう。時速40キロまでゆっくり加速したら、エネルギーモニターにエネルギーの矢印が表示されなくなるまでアクセルを少し緩める。これは、車両がエンジンに依存しておらず、かつバッテリーを再充電していないことを意味する。その結果、車はグライド(滑走)を始める。車両が時速約30kmまで減速したら、このプロセス全体をもう一度繰り返す。

しかし、このテクニックが使えるのは制限速度が40km、かつ周りに車がいないのが条件で非常に限定的。道路交通法を守り、適切にテクニックを使えば何も問題ないのだが、トラブルの元になるので実践は控えよう。

危険なハイパーマイリング

危険

一部のドライバーはこのパルス・アンド・グライドをガソリン車でも行い、一部の国や地域で問題になっている。ガソリン車で速度を上げてから、惰性で走るためにエンジンを切ってACCに入れ、速度が落ちたら再びエンジンをかけるので、パワステやブレーキの倍力装置も効かなくなる。これは非常に危険な行為であり、一部の国や地域では法律で禁止しているところもある。また、空気抵抗を減らすために、トラックにビッタリくっつく者もいる。これらの行為は非常に危険なので絶対にまねしないように。

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ハイパーマイリングの注意点

注意

ハイパーマイリングで実際にやることは制限速度を守り、きちんと車間距離を取る安全運転。しかし、実際の車の流れは制限速度よりも速い事が多い。一部のドライバーはあなたに感情的になる事もあるかもしれない。道路交通法を守り、車の流れや道路状況をよく見て実践すれば、地球にもあなたのお財布にも優しい運転に繋がるはずだ。

この記事を書いた人

1999年 東京生まれ。幼少期を自動車大国アメリカで過ごし、車に興味を持つ。レンタカー屋やBMW正規ディーラーを経て都内高級中古車ディーラーに勤務。愛車はGR スープラ RZ。

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