エアバッグは、自動車の安全にとって今や欠かせない重要な要素。衝突時にエアバッグが作動することにより、負傷者と死亡者が大幅に減少する。これまでのエアバッグは、頭部への衝撃を緩和することが主な目的だった。しかし、今ではほとんどの車にサイドエアバッグも装備されています。そんな中、ヒュンダイは新たな革命を起こそうとしている。韓国の自動車メーカーは、珍しい股間エアバッグを発明したのだ。
特許申請しました

エアバッグは主に乗員を頭部への衝撃から保護するが、他の部分についてはどうだろうか? 本当に保護が必要な領域が他にもいくつかある。ヒュンダイは起亜自動車とともに、股間エアバッグの開発に取り組んでいる。そして同社らは最近、米国特許商標庁 (USPTO) に特許を申請したのだ。
作動する・しないは選べる
乗員の腰の位置、重量配分、およびシート内の位置に基づいて、エアバッグが可変速度で展開し、乗客またはドライバーに最大の安定性を提供する。乗員が適切な位置にいないこと、またはエアバッグの展開がより大きな損害を与える可能性のある位置にあることをシステムが検出した場合、エアバッグをまったく展開しないこともできる。例えば、チャイルドシートが設置されている場合や、助手席に何か重いものがある場合に使える機能だ。
名前はまさかの「ティーバッグ」!?

現代・起亜自動車の股間エアバッグの面白いの特徴はその形状だ。股間エアバッグは特徴的な「T」字型で、多くの人を笑わせることだろう。これは、形状自体だけでなく、エアバッグの論理名が「T-Bag(ティーバッグ)」である可能性があるためだ。
「T」字型の股間エアバッグは、膨張可能な薄いサポートを備えている。上部の膨張可能な水平バーにリンクされており、シートクッションの前端から上昇する。
自動車の安全性を向上させるために、ヒュンダイとキアは、新しい股間エアバッグで枠にとらわれずに考えている。股間エアバッグが生産モデルに適用されるかどうか、またいつ適用されるかは不明だ。
それにしても、近年のタカタのエアバッグの爆発に関する問題を考えると、ドライバーと乗客は、太ももの間で股間のエアバッグが爆発する可能性があっても大丈夫なのだろうか?