【2000馬力のジェットエンジン搭載】賢さゼロのスマート

2000馬力のジェットエンジン搭載のスマート(笑) コラム
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スマートは、小型で扱いやすいという点では優れているかもしれませんが、エキサイティングとは言い難い存在です。しかし、助手席に2000馬力のジェットエンジンを詰め込んでいたらどうでしょうか?

驚きの2000馬力

2000馬力のジェットエンジン搭載のスマート(笑)

戦闘機F-4 ファントムのエンジンをスクールバスに搭載したことで知られる、ロケットビリー・レーシングの創設者ビル・バーグは、スマート・フォーツーの助手席にジェットエンジンをぶちこみ、自称世界最速のスマートを作り上げました。

このマシンには、ヒューイ・ヘリコプターに搭載されている、ゼネラル・エレクトリック製のT58-GE03ガスタービンエンジンが搭載されており、その出力は驚きの2000馬力です。

このマシンは、最高速度が時速354キロメートルに達し、時速274キロメートルへの加速にはわずか9秒しかかかりません。さらに、この車は57リットルの燃料をたった5分で消費するというスマートという名前の逆を行く燃費を誇ります。

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オリジナルのエンジンはそのまま

2000馬力のジェットエンジン搭載のスマート(笑)

この車の特徴は、巨大なジェットエンジンの排気ノズルがテールゲートから突き出ていることで、信号が青に変わる瞬間に何が起こるかは予測不可能です。

ビル・バーグは、公道で合法的に走行できるように、オリジナルの3気筒エンジンを車に搭載し続けています。エアコンも作動しており、ジェットエンジンが作動するたびに使われるでしょう。

メルセデスがスマートカーのラインナップにこのようなモデルを導入する可能性は低いですが、プロジェクトに対する支持が必要であれば、このジェット推進ミサイルは間違いなく支持リストのトップになるでしょう。

スマートとは?

2000馬力のジェットエンジン搭載のスマート(笑)

スマートカーの起源は、スイスの時計メーカー、スウォッチ・グループの創業者ニコラス・ハイエックのアイデアにさかのぼります。もともとは電気またはハイブリッド駆動のマイクロカーとして構想されており、最初はフォルクスワーゲンとのパートナーシップが考えられていました。しかし、VWが生産に踏み切れず、ハイエックはダイムラー・ベンツ(当時)との共同事業でマイクロカー・コーポレーション(MCC)を設立しました。

開発過程で、MCCは電気駆動やハイブリッド駆動だけでなく、最大限にシンプル化された自動車という初期コンセプトから遠ざかりました。この変更により、ハイエックを含むスウォッチチームの多くがプロジェクトから離れ、現在のガソリンエンジン駆動のスマートカーとは、元々のスウォッチカー計画との共通点はなくなりました。

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ベースとなった初代モデルの詳細

1997年、スマートカーはフランス東部のハンバッハに生産工場を建設し、翌1998年に「シティークーペ」としてヨーロッパで販売を開始しました。そのサイズは全長2.5メートル、幅1.51メートル、高さ1.52メートルというコンパクトな設計で、1台分の駐車スペースに2台を横置きすることも可能です。

パワートレインには599 ccのターボチャージャー付き直列3気筒ガソリンエンジンが搭載され、45馬力、54馬力、61馬力の3つの仕様が提供されました。さらに、799 ccの直列3気筒ディーゼルターボエンジン(41馬力)もラインナップに加わりました。エンジン配置はリアエンジン・リアドライブ方式を採用しており、トランスミッションにはゲトラグ製のセミオートマチックが採用されています。

2001年には、日本市場専用モデル「スマートK」が登場しました。これは、タイヤサイズを変更し、フェンダーを35 mm狭めて日本の軽自動車規格に適合させたものです。スマートK以外のモデルでも、リアフェンダーを交換することで軽自動車登録が可能でした。

2002年にはマイナーチェンジを行い、型式をW450に変更しました。エンジンは698 cc直列3気筒ターボにアップグレードされ、ガソリンタンク容量も33リットルに拡大され、シャシも強化されました。また、この年にはフロントウィンドシールドとドアのないオープンカー限定モデル「クロスブレード」も発売されました。

この記事を書いた人

1999年 東京生まれ。幼少期を自動車大国アメリカで過ごし、車に興味を持つ。レンタカー屋やBMW正規ディーラーを経て都内高級中古車ディーラーに勤務。愛車はGR スープラ RZ。

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