初代コペンのリアバンパーぶった切ったら東京↔名古屋を無給油で往復できた

初代コペンのリアバンパーぶった切ったら東京↔名古屋を無給油で往復できた コラム
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パラシュート効果という言葉を聞いたことはないだろうか?車体下部を抜けていった走行風が、リアバンパーに溜まって空気抵抗になってしまい、まるでパラシュートを開きながら走っている様からこの名が付いたのだが、どれほど空気抵抗になっているのかが気になる所。そこで私の所有する初代ダイハツ・コペンを実験台にして検証してみる事にした。私は空力博士でもプロフェッショナルでもないので一つのエンターテイメントとして受け取って頂きたい。

※実験に使ったコペンは売却しました※

そもそもコペンって何キロ走るんさ?

L880Kコペンはそもそも燃費が良い。街乗りで14km/Lぐらいは叩き出していたし、高速でも調子がいいと18km/Lぐらいは出る。ガソリンタンクの容量は40Lなのだが、30Lを消費したところでガソリンメーターが真下に来るので、最高航続距離は18×30で540kmとなる。以前東京から秋田までの500kmの道のりを、無給油で走破したことがある。しかしその時すでにガソリンメーターは真下を指しており、無給油では500kmが限界だと感じていた。

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空気抵抗を減らせ‼

さて、パラシュート効果を解消するためにはリアバンパーに穴を開けるのが最もスマートなのだが、私は自称”神様もびっくりするほどズボラなA型”なので、ばっさりバンパーをぶった切ることにした。バンパーを切るのは簡単。開けたい部分をマスキングして、それにそってドリルで穴を開ける。その穴同士をパチパチとペンチで切って繋げ、気合でもぎ取る。あとはヤスリで綺麗にしてやれば完成だ。しかし口で言うのは簡単なのだが、ズボラゆえ仕上がりもテキトーになり、小学生の工作みたいになってしまった。まぁこんなんでいいのさ、自己満だからね。

あると便利な奴らを紹介するぜ

電動ドリル

ベルトサンダー

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これが空力かッ!!

磨く前の写真。小学生の方がもっと上手にできると思います。

東京から名古屋までは片道約350km程あるので、往復だと約700kmという事になる。この距離でさえ「ちょっと無理なんじゃねぇか…?」と思うのだが、これに加えて助手席に友人とトランクに2人分の荷物を載せるハンデ付きで実験スタート。燃費重視なので90㎞/h巡行で走っていく。ICを過ぎて高速に入ると車体が安定しているような感じがした。プラシーボ効果かもしれないが、トラックが横を追い抜いて行っても車体が揺られず「これが空力か!」と素人ながらに感動した。

人生最高記録更新

トヨタ博物館にて

名古屋に着きガソリン残量は2/3を示していた。私の車両だけか分からないが、コペンは後半からガソリンメーターの針が加速するので実質半分といったところだ。翌日、名古屋から東京を目指して再び高速に入る。静岡を抜け、神奈川を抜けた所でガソリン残量はあとわずかだったが、無事に東京に帰ってくることができた。高速を降りてすぐに給油したところ30.4L入ったので、燃費は23km/Lだった。つまり

【実験結果】
パラシュート効果を解消すると初代コペンだと5km/L分航続距離が伸びる。

という事が言える(当然、個体差や環境などの条件によって左右されるが)。やはりコペンのリアバンパーはパラシュート効果を生み出していた(?)のだ。燃費を良くしたいと思う方は一度やってみると面白いかもしれない(自己責任でね!!)。この記事が”エンターテイメント”として空力に興味を持つきっかけになると嬉しい。

よい空力ライフを。

※ちなみにL880Kコペンのリアバンパーは数千円~1万円前後で手に入ります※

バンパーぶった切るなんて…という方は、トヨタから出ている空力特性向上ボディコートという商品も面白そうなので、まずはここから”空力実験”を試してみると面白いかもしれない。

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