ランクルさん、マジで丈夫すぎる。

ランクルさん、マジで丈夫すぎる。 ニュース
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トヨタ・ランドクルーザーはその頑丈さで有名ですが、このピックアップモデルは、ひどい横転事故にも耐え、このような見た目になりながらも生き延びました。

この巨大な怪物に踏みつけられたかのような、車体がずたずたに破壊されたランクルの映像は、トヨタの整備工場に向かう途中で撮影されたものです。一体何があったのでしょうか?

タフなのはランクルだけじゃない

この車は識別不可能なほど原形をとどめていませんが、70系のランド クルーザーのシングル キャブ ピックアップモデルのように見えます。(意外と知られていない事ですが、ランドクルーザーにはピックアップモデルも存在ていました。)

この動画を撮影したハリド・アル・アジミ氏がインスタグラムで動画をシェアしたところ、世界中の自動車ファンから大きな注目を集めました。ハリド氏によると、このランドクルーザーの所有者はサウジアラビアの山岳地帯のどこかで運転していたところ、山の頂上から転落したとのことです。

車は数回横転して、停止。車も運転手も生存は絶望的と思われていましたが、奇跡的に両者は生き残こりました。事故後、所有者は車がまだ動けることに気づき、トヨタのディーラーに向ったとの事です。

キャビンはしわくちゃになっており、ヨガの様に複雑な姿勢でなければ運転は難しいと思われます。しかし、それでもその車で整備工場に向かうだなんて、オーナーもランクルさながらタフです。

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なぜこのランクルは走れるのか?

ランクルさん、マジで丈夫すぎる。

これだけのダメージにもかかわらず、一体どうしてランドクルーザーはまだ走ることができるのでしょうか?

ランドクルーザーは、ラダーフレームと呼ばれるフレーム構造を採用しています。このフレームにエンジンを搭載し、サスペンションを取り付け、上からボディを載せています。

なぜランクルなどがラダーフレームを採用しているかというと、鉄の頑丈な骨格が上からの荷重や路面からの衝撃を吸収するのに非常に効果的だからです。

特に激しいオフロード環境では、普通の乗用車のフレーム構造では簡単に変形してしまう可能性があります。そのため、ランクルやトラック、バスなど、荷物や乗客を多く積む車両には頑丈なラダーフレームが採用されています。

今回の事故ではこのラダーフレームに致命的な損傷が無かった為、整備工場まで走ることが出来たと考えられます。フレーム、エンジン、サスペンションが修理可能であれば、このしわくちゃのランドクルーザーは復活する可能性があります。それでも、損傷が明らかにかなり深刻であるため、修復には多大な労力が必要になるでしょう。

画像出典:KHALID AL AJM,トヨタ自動車

この記事を書いた人

1999年 東京生まれ。幼少期を自動車大国アメリカで過ごし、車に興味を持つ。レンタカー屋やBMW正規ディーラーを経て都内高級中古車ディーラーに勤務。愛車はGR スープラ RZ。

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