交通渋滞は多くの人の悩みの種ですが、国によって様々な原因があります。警察の報告によると、アメリカ・カリフォルニア州である女性が裸で銃を持って高速道路を歩き回り、渋滞を一人で作り出したといいます。なお動機は不明です。
服を脱いで銃を手に

火曜日の午後4時30分頃、カリフォルニア・ハイウェイ・パトロール・ゴールデンゲート通信センターに複数の通報がありました。橋の東側を走っていた女性が、車から銃で脅している、というのです。
どうやら彼女は最初、急発進して逃げたようですが、すぐに何かが変わったようで、警察は彼女が車を止めて降り、車道を走る他のドライバーに怒鳴りながらナイフを振り回したと見ています。その後、彼女は車に戻り、服を脱いで銃を手にし、シボレー・コバルトを乗り捨て、すぐさま渋滞に戻ったとのこと。
怒りが爆発した原因はまだ不明

この事件の動画には、女性が空に向かって銃を発砲している様子と、道路にぽつんと置かれたコバルトの姿が映っています。カリフォルニア・ハイウェイ・ポリスによると、女は何台かの車にも発砲したとのことです。実際に女性を確保したのは午後6時頃で、その時点で警察は精神鑑定のために彼女を病院に連れて行ったそうです。幸いにもこの事件による負傷者は報告されていません。
高速道路が再開されたのは午後6時30分頃でした。この怒りが爆発した原因はまだ不明ですが、警察は引き続き調査を続けています。現時点では、薬物やアルコールが関与したかどうかは不明です。
日本と世界の渋滞
渋滞には主に自然渋滞と突発渋滞の2つの種類があります。
自然渋滞: 自然渋滞は交通量の増加によって発生するもので、主な原因は以下のような箇所です。
- 上り坂及びサグ部(約58%)
- トンネル入り口部(約20%)
- インターチェンジ合流部(約14%)
- 料金所(約1%)
- その他(約7%)
突発渋滞: 突発渋滞は事故など予測できない出来事によって発生します。
自然渋滞のほとんどは運転手のブレーキやアクセルワークが原因であり、約8割の自然渋滞が運転手によって改善される可能性があります。例えば、上り坂で勾配に気づかずに速度が落ちて、後続車が詰まる状態が一般的な自然渋滞の原因です。
料金所の渋滞はETCの導入によって劇的に改善されました。ETC導入前は自然渋滞の約30%を占めていたが、ETC導入によって1%に減少しました。
渋滞によつ経済的損失

渋滞は経済的な損失をもたらす問題でもあります。国土交通省の統計によると、日本では一人当たり年間約30時間が渋滞によって損失しており、全国規模で考えると約12兆円の経済的損失が発生しています。
渋滞と数字
東京や他の地域の渋滞道路ランキングによると、環七通りや環八通り、甲州街道などが渋滞の長さワースト5に入っています。
世界の渋滞ランキングでは、ベンガルール(インド)とマニラ(フィリピン)が渋滞率で71%、ボゴタ(コロンビア)が68%でトップになっています。東京は32位で渋滞率42%という結果です。
過去最長の渋滞は、ブラジルのサンパウロで発生した309kmで、日本の最長記録は滋賀県から愛知県までの154kmの渋滞です。
渋滞の解消方法として、東京大学の研究によれば、車間距離を40m空けて走行することで後続車のブレーキ操作が減り、渋滞が早く解消される可能性があります。このようなアプローチによって渋滞の長さを短縮する試みが行われています。