窓を開けるvsエアコンをつける、燃費がいいのはどっち?

窓を開けるvsエアコンをつける、燃費がいいのはどっち? 知識
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身を溶かすような灼熱地獄を味あわせる日本の夏。冷房をガンガンにして溢れ出す汗をせき止めたいところですが、気温同様にガソリン価格も上昇。エアコン使用による燃費の悪化は財布をも冷やします。つまり我々は肉体的・経済的に苦しめられているのです。

「そんなに燃費が気になるなら、エアコン使わないで窓をあければいいじゃない」と思う所ですが、車の窓を開けると空気が車内に入り込み、パラシュートに似た抵抗が発生します。車に大きな空気抵抗がかかると、同じ速度で走るのにエンジンの負担が大きくなります。

そこで疑問になるのが。エアコンを使わずに窓を開けた方が燃費がいいのか?それともエアコンをつけた方が燃費がいいのか?です。

どちらの選択肢が節約につながるのでしょうか?調査結果をもとに見ていきましょう。

自動車技術者協会による調査結果

窓を開けるvsエアコンをつける、燃費がいいのはどっち?

2004年に自動車技術者協会 (SAE) は、ゼネラル モーターズの風洞と砂漠のコースで調査を実施しました。調査には8.1リッターV型8気筒エンジンを搭載したフルサイズSUVと、4.6リッターV型8気筒エンジンを搭載したフルサイズセダンの2台が使用されました。

全体として、両方の研究は、窓を下げて運転することは、車のエアコンを使用するよりも燃費に重大な悪影響を与えることを示しました。

セダンの場合、窓を下げると効率が 20% 低下し、SUV の燃費はわずか 8% 低下しました。この研究では、車両の空力性能が高くなるほど、抵抗が大きくなるという結論に達しました。

ただし、より新しい、より効率的な車両では、その差は無視できる程度になる可能性があります。SAEは9年後の2013年に、2009年型トヨタ・カローラをさまざまな速度で走行させるテストを実施しました。その結果、時速64.4~113kmの間では、窓を下げて運転した方がエアコンを使用するよりも燃費が良く、129km以上で窓を開けるよりも、エアコンを使用した方が燃費が良くなりました。

SAEはまた、2009年型フォード・エクスプローラーをテストし、エクスプローラーでは低速では窓を開けて走行する方が効率的だが、時速96km以上ではどちらの方法でも大差がないことを発見しました。

出典:SAE

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どうするのが一番良いのか?

窓を開けるvsエアコンをつける、燃費がいいのはどっち?

前述の通り、比較的低速で街中を運転するときは、エアコンをオフにして窓を開けた方がガソリンの使用量が減ります。しかし、高速域では窓を閉めてエアコンをつけた方が燃費が良いでしょう。

とは言ったものの、体温に近い暑さの中で窓を開けて走行するというのは全く涼しくは無く、熱中症になるリスクを伴います。

結局のところ、タイヤの空気圧を適切に維持し、余分な荷物を載せず、定期的にメンテナンスする事の方が燃費に大きなメリットがあり、肉体的にも経済的にも快適と言えます。

まだまだ厳しい暑さが続きそうですので、水分補給を忘れずにお過ごしください!ではでは~!


この記事を書いた人

1999年 東京生まれ。幼少期を自動車大国アメリカで過ごし、車に興味を持つ。レンタカー屋やBMW正規ディーラーを経て都内高級中古車ディーラーに勤務。愛車はGR スープラ RZ。

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