高級で豪華な車を考えるとき、 すぐにリムジンが思い浮かびます。結婚披露宴から企業旅行まで、 リムジンは地点Aから地点 Bへの移動をより豪華なものにする役割を果たします。では、リムジンはどこから来たのか、そしてリムジンという用語はどこから来たのでしょうか? 象徴的な豪華な乗り物の背後にある歴史と、いくつかの起源の物語を見ていきましょう。
リムジンの歴史
リムジンとは世界的には、運転手付きの大型の車で、運転席・助手席と後部座席が完全に隔離されている形式の車の事をいいます。リムジンの全長が長い理由は様々です。送迎用のリムジンとして乗車定員を増やすことや、ホイールベースを長くすることににより、揺れを減少させて快適性を向上させること、テレビモニターや冷蔵庫などを設けて居住性を良くしたり、これによってリムジンを移動する応接室として利用することもできます。
リムジンのコンセプトが人々の移動手段に実際に影響を与え始めたのは1930年代のことでした。リムジンは、ホテルが駅や空港との間でゲストをエスコートする際に好まれる交通手段になりました。また、観光ツアーにも理想的な車でした。ハリウッドが映画の乗組員やパフォーマーを運ぶためにリムジンを採用し始めたため、人気は高まり続けました。
リムジンの名前の由来
リムジンとは元々、御者(読み:ぎょしゃ 馬を操る人)と客席の間にパーティションのある馬車のことを指していました。そんなリムジンという名前はリムーザン(またはリモージュ)というフランスの地方に由来しています。この地方の御者は風雨から身を守るために非常に特徴的なフードとマントを身に着けていることで知られていました。そのマントの名前がリムジンというものでした。(諸説あり)
余談ですが、馬車がらみの車うんちくの1つにクーペがあります。車のボディタイプの一つである「クーペ」の語源は、フランス語「coupé」からきています。この「coupé」は「切られた」という意味で、車両の後方を切り落とした二人乗りの箱馬車を指していました。
世界で一番長い車はもちろんリムジン!