現行モデルのトヨタ・GRスープラは、2019年のリリース時に意見が分かれた車で、その理由の一部はルックスと、多くがBMW製であった為です。最新のトヨタ・スープラはまだ広く愛されているわけではありませんが、速くてダイナミックで、マニュアルトランスミッションさえ用意されています。
YouTube のコンテンツ クリエーターであるSam CarLegionは、2台の BMW M3を相手にこのスープラがどれほど速いか、ドラッグレースを行って検証しました。
トヨタ・GR スープラはBMW・M3より不利?
スープラの対戦相手として、2つの異なる世代の BMW M3のペアリングは不公平のように思われます。
3台いずれも後輪駆動で、3リッターのターボ付き直列6気筒エンジンを搭載していますが、F80 2018 M3コンペティションには450ps/56.1kgf・mを発生させるエンジンに7速 DCT トランスミッション、G20 2022 M3には510ps/66.3kgf・mを発生させるエンジンに、6速マニュアル トランスミッションが組み合わされます。
対するスープラは8速オートマチックに387ps/51.0kgf・mとエンジンスペックでは劣ります。しかし、ライバルの2台はどちらもスープラよりも重く、それぞれ1640kgと1740kgで、スープラは1530kgです。重量面ではスープラに100kg~200kgのアドバンテージがあります。スープラこのアドバンテージを活かせるでしょうか?
結果やいかに?

ドラッグレースでは、スープラは BMW M3のいずれよりも速く加速します。0-60マイルのタイムは、G80が4.2秒、F80とGRスープラは共に4.0秒でした。1/4マイルのタイムはG80が12.55秒、F80が12.42秒、GRスープラは12.30秒でした。
より長い距離でレースした場合や、G20がオートマチックだった場合、M3セダンが最終的に勝つ可能性がありますが、GRスープラが接戦を制しました。
また、DCTとMTの違いもあり、この古い2018年のF80 M3は2022年のG20 M3よりも速いタイムをマークしました。他にもローリングレースを行っているので、是非動画をチェックしてみてください。小売価格はトヨタ スープラが731万3000円~、BMW M3は1351万円~です。
※勝負は時の運。ドラッグレースはATかMTかはもちろん、スタートの出来で結果が変わるものです。動画制作者のサムは、このレースの目的は「(結果はどうであれ)楽しむ事」だと述べています。