今や長距離移動には欠かせない「アダプティブクルーズコントロール」。前車との車間距離を設定した距離にとりつつ、一定速度で自動走行してくれる機能で、オートクルーズコントロールと違いブレーキ操作まで行ってくれる優れモノだ。今回は東京から金沢の日本自動車博物館までの500kmの道のりを、愛車GRスープラのアダプティブクルーズコントロールだけで走ってみる事にした。※安全性を十分考慮した運転をしております。
まるで新幹線
高速に入りアダプティブクルーズコントロールをONにし、アクセルから足を離す。前車を追うようにスープラは金沢へ向かっていく。不意に前車がブレーキをかけても車が自動でブレーキをかけ、再び加速するとまた追うように加速してくれる。車に乗っているのにまるで新幹線に乗ってるかのような感覚を覚える。
突然の豪雨。無事に機能するのか!?
横川SAを過ぎたあたりから突然の豪雨に見舞われた。視界も非常に悪くアダプティブクルーズコントロールが中断されないか心配だった。しかし全く問題なくスープラの「自動操縦モード」は継続された。また視界が悪い中突然追い越し車線を走る車が割り込んできても、問題なくブレーキをかけて車間を開けて走ってくれた。ハイテク万歳である。
おいおい曲がり切れるのか!?
山間部を走っていると高速とはいえ、そこそこきついカーブやちょっとしたシケインに遭遇することがある。追い越し車線を走行中、遠くにきつめのカーブが見えた。「このままのスピードでは曲がり切れないんじゃないか…?」と思いつつも、ブレーキペダルを構えてカーブまで進む。やはり安全には曲がり切れないか!?という所だったが何とか曲がりきれた。どうもカーブに合わせて速度を調整するようなことはしないようだった。
右足を6時間労働から解放

6:30に家を出て日本自動車博物館に到着したのは13:30だった。道中トイレ休憩や昼食をとったので実質6時間の間右足君を休ませてあげられた計算だ。雨の中の長距離運転にもかかわらず疲労は全然感じられず、日本自動車博物館を楽しむことができた。最後に、アダプティブクルーズコントロールは便利な機能だが100%信頼を置いてはいけない。いつも通り「かもしれない運転」を心がけることが重要だ。