【部門別】燃費の良い車ランキングTOP3

【部門別】燃費の良い車ランキングTOP3 コラム
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環境への配慮や燃費の向上がますます重要視される現代において、自動車メーカーは燃費性能を向上させるために革新的な技術と設計に取り組んでいます。

そこで、我々は異なる部門ごとに燃費の優れた車(WLTC)をランキングし、TOP3をご紹介します。コンパクトカー、ミッドサイズセダン、SUV、ミニバンの各部門で、どの車が燃費の観点から最も優れているのでしょうか?

どの車がトップに輝くのか、ぜひご覧いただき、次なる自動車選びの参考にしてください。

コンパクトカー

1位 トヨタ・ヤリス ハイブリッド 29.0~36.0km/L

トヨタ・ヤリス ハイブリッド

トヨタ・ヤリスはTNGA戦略に基づく車両で、GA-Bプラットフォームを初めて導入したモデルです。製品コンセプトは「Ready To Go!」で、大胆さ、活発さ、加速性、美しさ、躍動感を強調しています。

安全性も重要視され、Toyota Safety Senseが標準装備。プリクラッシュセーフティやレーダークルーズコントロールなどの先進安全装備が提供されました。

このヤリスは新しいアプローチとデザインで、コンパクトカーのスタンダードを高め、ファーストカーとしても選ばれる魅力的なモデルとなっています。

2位 トヨタ・アクア 29.3~34.6km/L

トヨタ・アクア

2代目トヨタ・アクアは、環境への配慮と燃費性能向上に焦点を当てたコンパクトハイブリッドカーです。GA-Bプラットフォームを導入し、リアシートや荷室のスペースを広げ、室内の使い勝手を向上させました。シフトレバーやパーキングブレーキのデザインも改善され、室内空間を最大限に活用しています。

パワートレインは、高効率なエンジンとモーターを組み合わせ、E-Four(電気式四輪駆動システム)を導入。燃費性能が向上し、新しいアクセル操作方式「快感ペダル」が加速と減速をスムーズに制御します。

安全性も重要視され、予防安全パッケージ「Toyota Safety Sense」が最新化。プリクラッシュセーフティやレーダークルーズコントロールなどの機能が追加され、安心感が高まりました。また、アクセサリーコンセントや非常時給電モードなど、便利な装備も充実しています。

3位 ホンダ・Fit ハイブリッド 23.2~30.2km/L

 ホンダ・Fit ハイブリッド

2021年に登場した4代目ホンダ・フィットは、断面構造を変更して衝突安全性を向上させました。インテリアはシンプルなデザインで、骨盤から腰椎までをサポートするボディスタビライジングシートが採用されています。

安全性にも配慮され、全車に全輪ディスクブレーキが標準装備。Honda SENSINGによる高度な安全機能が提供されました。また、ホンダコネクトと呼ばれる車載通信モジュールも導入され、コネクテッドサービスが提供されました。

環境への配慮も行われ、排出ガスと燃料消費率の低減が認定され、特にe:HEVモデルは燃費が向上しました。

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ミッドサイズセダン

1位 トヨタ・プリウス 32.6~26.7Km/L

トヨタ・プリウス

今年デビューした5代目トヨタ・プリウスは、新しいTNGAプラットフォームを採用し、低重心化が実現。かなり寝たAピラーの角度や先代に比べてよりシャープになったエクステリアが話題を呼びました。

外観では、特徴的なハンマーヘッドデザインのフロントと、バンパーレベルにナンバープレートを配置する変更が行われ、リアには「P R I U S」というロゴエンブレムが配置されました。PHEVモデルも提供され、外観にはいくつかの変更が加えられました。

パワートレインは、HEVモデルには1.8Lと2.0Lの2つのバリエーションがあり、2.0Lモデルではシステム最高出力が大幅に向上しました。PHEVモデルは2.0Lエンジンを搭載し、高出力モーターと大容量バッテリーにより、電気モードの走行距離が大幅に増加しました。

安全性にも注力し、後方車両接近告知やセカンダリーコリジョンブレーキなどの新しい機能が導入されました。PHEVモデルには外部給電モードやソーラー充電システムも提供され、エコフレンドリーな選択肢として充実しています。

2位 ホンダ・インサイト 28.4~25.6Km/L

ホンダ・インサイト

3代目ホンダ・インサイトは、従来の2代目までのスタイルから大きく変化し、ファストバックスタイルではなく、独立したトランクルームとトランクリッドを備えたクーペ風の4ドアセダンとして登場しました。このモデルは、10代目ホンダ・シビックのハイブリッド車の後継として位置づけられ、サイズと価格の面でもシビックとアコードの中間に位置するミドルセダンとして展開されました。

パワーユニットには、2モーターのSPORT HYBRID i-MMDが採用されており、新たに1.5LのLEB型エンジンと組み合わせて搭載されました。このハイブリッドシステムはアトキンソンサイクルとi-VTECなどの技術を活用し、燃費性能を向上させています。最大熱効率は40.5%に達し、エンジンとモーターからの合計最高出力は80kW(109PS)と96kW(131PS)となっています。燃費性能もJC08モードで34.2km/L、WLTCモードで28.4km/Lを実現しています。

プラットフォームの大半は10代目シビックと共用されており、一部はハイブリッド仕様に最適化されています。特にリアサスペンションがマルチリンク式に変更され、アジャイルハンドリングアシストが導入されており、操縦性や応答性に貢献しています。

3位 トヨタ・カムリ ハイブリッド 27.1~21.6Km/L

トヨタ・カムリ ハイブリッド

2017年7月にフルモデルチェンジした10代目トヨタ・カムリは、TNGAプラットフォームを採用し、外観や内装デザインが一新され、全体的にスポーティで低重心のシルエットを持ちます。

エンジンは高い燃費性能を実現する新しい「ダイナミックフォースエンジン」を採用し、パワートレインも進化。安全性も向上し、全車に「Toyota Safety Sense P」が標準装備されました。ハイブリッドモデルではバッテリーの配置変更によりトランク容量も拡大し、使い勝手も向上しました。

SUV

1位 トヨタ ヤリス クロス ハイブリッド 25.0~30.8km/L

トヨタ ヤリス クロス ハイブリッド

ヤリスクロスは、2020年に発売されたトヨタの新しい小型SUVです。この車種は、ヤリスと同じGA-Bプラットフォームを採用しており、ヨーロッパ拠点で開発されました。ヤリスと比較すると、ボディーサイズが大幅に拡大され、全長・全幅・全高がそれぞれ240 mm、20 mm、90 mmずつ大きくなっています。これによって、広々とした室内スペースとユーティリティ性能が強調されています。

ヤリスクロスは日本市場において、当初は導入予定がありませんでしたが、豊田章男社長(当時)の要望により日本でも販売されることとなりました。欧州市場向けに開発されたこの車種は、小型SUVとして注目を集めています。

2位 ダイハツ ロッキー/トヨタ ライズ(ハイブリッド)28.0km/L

ダイハツ ロッキー

ダイハツ ロッキーとトヨタ ライズは、ダイハツとトヨタが共同開発したクロスオーバーSUVです。これらの車種は、Bセグメント以下のコンパクトカー用プラットフォームである「DNGA-Bプラットフォーム」を採用した最初の車種であり、親会社であるトヨタ自動車では「ライズ」の車名で販売されています。

ボディサイズは初代ロッキーから変更され、全長と全幅が拡大された一方で、全高は初代モデルより低くなりました。これにより、コンパクトな外観を維持しながら、広い室内スペースと小回りの利く走行性能を実現しています。荷室の設計も工夫され、アンダーラゲージと2段可変式デッキボードを備え、荷室の高さや容量を調整できるようになっています。

安全機能も充実しており、予防安全機能や運転サポート機能が装備されています。また、ダイハツコネクトサービスやスマホアプリ連携など、先進のコネクティビティ機能も提供されています。

ダイハツ ロッキーとトヨタ ライズは、コンパクトなサイズでありながら、快適性、安全性、環境性能、コネクティビティなど、幅広い要素に配慮されたクロスオーバーSUVとして市場で注目を集めています。

3位 ホンダ ヴェゼル ハイブリッド 22.0~25.0km/L

ホンダ ヴェゼル ハイブリッド

2021年に登場した2代目ホンダ・ヴェゼルは、「AMP UP YOUR LIFE(あなたの生活を向上させる)」をコンセプトに開発されたクロスオーバーSUVです。先代と比べて快適性、安全性、燃費性能、コネクティビティなど、多くの側面で向上が図られています。

ハイブリッドモデルは2モーターハイブリッドシステムの「e:HEV」を採用しており、バッテリーのセル数が増加し、新しいH5型のモーターが導入され、モーターの出力が向上しています。また、パワーコントロールユニット(PCU)は小型化され、バッテリーが荷室からエンジンルームに移動しました。ハイブリッドモデルの2WD車は、燃費性能が向上し、2030年度の燃費基準を達成しています。

安全機能に関しては、「Honda SENSING」がさらに進化しており、フロントワイドビューカメラや前後ソナーセンサーの採用により、横方向の視野範囲が向上しました。マルチビューカメラシステムやブラインドスポットインフォメーションなど、新たな機能も設定されています。

デザインについては、発表当初は他社の類似したデザインとの指摘もありましたが、実際に車が登場すると肯定的な評価が増えたとのことです。

さらに、ホンダ・ヴェゼルはコネクティビティ機能にも注力しており、「Honda CONNECT」モジュールが搭載され、サブスクリプション型のコネクテッドサービス「Honda Total Care プレミアム」を提供しています。これにより、自動地図更新やスマートフォンを介したリモート操作、車内Wi-Fiなどが利用できるようになっています。

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ミニバン

1位 トヨタ シエンタ ハイブリッド 25.0~30.8km/L

ホンダ ヴェゼル ハイブリッド

3代目トヨタ・シエンタでは、新しいデザインコンセプト「シカクマルシルエット」が採用され、フロントドアとスライドドアのウィンドウが広がり、バンパーとルーフが丸くなりました。内装も改良され、シンプルで分かりやすいデザインが採用されました。インパネが薄くなり、足元スペースが広くなりました。ベルトラインも低く、サイドガラスが立てられ、前後席間距離も広がりました。

安全性能は大幅に向上し、最新の「Toyota Safety Sense」が搭載されました。プリクラッシュセーフティはさまざまな検知範囲を拡大し、交差点や横断歩行者などの検知に対応しました。他にも多くの安全機能が追加されました。

プラットフォームはTNGAベースのGA-Bプラットフォームを使用し、高い剛性を実現しました。サスペンションも最適化され、快適な乗り心地を提供しています。

2位 トヨタ ノア/ヴォクシー ハイブリッド 28.0km/L

トヨタ ノア/ヴォクシー ハイブリッド

4代目トヨタ・ノア/ヴォクシーは、新しいGA-Cプラットフォームを採用し、多くの改良点を備えています。

ハイブリッドモデルはエンジンと電動モジュールをアップグレードし、効率と出力が向上しました。さらに、4WDモデルには電気式四輪駆動「E-Four」が追加され、操縦安定性が向上しました。

安全性に関しては「Toyota Safety Sense」がアップデートされ、自動二輪車や交差点での車両検知など、広範囲の検知が可能となりました。新しい安全機能が追加され、より安全な運転をサポートします

3位 ホンダ フリード ハイブリッド 19.8~20.8km/L

ホンダ フリード ハイブリッド

2代目ホンダ・フリードは、内部の座席間距離が向上し、1-3列目のヒップポイント間距離は90mm拡大されました。6人乗り仕様では2列目キャプテンシートが採用され、スライド量も拡大されています。ウォークスルー幅やスライドドアの開口幅も拡大され、乗降性が向上しています。

エクステリアデザインでは、フロントウインドウの広がりと新たに追加されたフロントコーナーウインドウ(三角窓)などが採用され、視界が改善されたほか、リアクォーターパネルもデザインの調整が施されています。

ボディサイズは、全長が50mm延長され、全高は2WD車が5mm、4WD車が10mm引き下げられ、全幅は先代と同じ1,695mmを維持し、5ナンバーサイズが維持されています。ホイールベースは2,740mmと変わりません。

インテリアでは、木目調パネルやシートファブリックの質感が向上し、メーターの配置も工夫され、視線移動を最小限に抑え、運転視界が向上しました。メーターとエアコンコントロール部の照明もカスタマイズ可能となり、光のアンサーバック機能も採用されました。

ハイブリッド車には1.5LアトキンソンサイクルDOHCエンジンと1モーター内蔵の7速デュアルクラッチトランスミッション「SPORT HYBRID i-DCD」が採用され、エンジンとモーターの出力向上や燃費改善が図られました。

ボディ骨格も強化され、高剛性リアサスペンションや液封コンプライアンスブッシュが採用され、乗り心地が向上しました。また、4WDモデルには電子制御式の「リアルタイムAWD(インテリジェント・コントロール・システム)」が導入されました。

安全性も向上し、Honda SENSINGと呼ばれる安全運転支援システムが新たに採用され、衝突軽減ブレーキ、歩行者事故低減ステアリング、ACC、LKAS(車線維持支援システム)、路外逸脱抑制機能、誤発進抑制機能、先行車発進お知らせ機能、標識認識機能などが提供されました。

画像出典:トヨタ・ホンダ・ダイハツ

この記事を書いた人

1999年 東京生まれ。幼少期を自動車大国アメリカで過ごし、車に興味を持つ。レンタカー屋やBMW正規ディーラーを経て都内高級中古車ディーラーに勤務。愛車はGR スープラ RZ。

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