助手席用ディスプレイ(パッセンジャーディスプレイ)は、高級車を中心に自動車業界でホットなトレンドの 1 つであり、ますます多くの車両に搭載されています。これから増えてくるであろう助手席用ディスプレイは、果たして実際必要なものなのでしょうか?
昨今のトレンド「助手席用ディスプレイ」

助手席用ディスプレイは先日発表された、ランボルギーニの最新フラッグシップ「レヴエルト」にも採用されていました。レヴエルトには運転席に12.3インチ、中央に8.4インチ、助手席に9.1インチのモニターが備えられており、3つのディスプレイ間でスワイプして情報の共有が可能です。
また、4月18日に開催される上海モーターショーで発表され、年内に発売される予定のカイエンの改良モデルにはオプションで10.9 インチ パッセンジャー ディスプレイを選択可能とのことです。ダッシュボードに統合されており、前席の乗員はストリーミングビデオを見たり、ナビゲーションシステムを操作したりできるため、コ・ドライバーとしての役割を果たすことができます。
メルセデス EQSも12.3 インチのパッセンジャー ディスプレイを備えた MBUX ハイパースクリーンを備えています。EQSでは走行中に助手席でゲームを楽しみながら、目的地を目指すこともできますし、スマホやパソコンと同じようにタッチパネルでネットサーフィンも可能です。
他にもジープはグランド チェロキー、ワゴニア、グランド ワゴニアに、フェラーリはローマに助手席用ディスプレイの設定があります。
助手席用ディスプレイってどうなの?

助手席用ディスプレイについて、既に様々な意見があります。高級車を中心に採用が増えているのもあってか、助手席用ディスプレイのオプション価格は基本的に十数万円程と安いものではありません。
この値段の対価が「ドライバーの負担軽減」と「助手席に座る人の娯楽」なので、助手席に誰も載せない人にとっては不要なオプションと言えます。また、ピラーからピラーへと伸びるの大型のディスプレイよりも従来のダッシュボードの外観を好む人もいます。
助手席に頻繁に人を乗せる場合は、ストリーミングビデオを見れるというのは、長旅では活躍するありがたい機能です。もちろん、携帯電話で簡単にビデオを見ることもできますが、より大きなディスプレイの方がはるかに優れているため、手に持つ必要はありません。
飛行機で過ごす時間が長い方は、飛行機のシートバックまたは肘掛下にあるディスプレイと考えてください。数時間座席で座りっぱなしという場合は、あった方が便利なものです。
画像出典:ランボルギーニ、ポルシェ、メルセデスベンツ