X(旧Twitter)などのSNSでは500万円以上の車に乗っている20代前半の方がゴロゴロいます。国税庁が2019年9月に発表した「民間給与実態統計調査」によると、20代前半の平均給与は男性で284万円だそうです。
この年収では500万円以上の車を購入・維持するのは難しいはずですが、一体なぜ20代前半という若さで高級車にのれているのでしょうか?実際に500万円以上の車を所有しており、高級中古車販売店に勤務している24歳の筆者が、彼らの収入源・購入方法を解説します。
親・親戚がお金をくれるパターン

経験上、これがもっとも多いパターンです。例えば筆者と同い年で500万円以上の車に乗っている友人が何名かいますが、いずれも親・親せきから頂いたお金を購入代金に充てています。筆者よりも若いお客様で2000万円以上するポルシェをお買い上げいただいた方は、その代金全てをおじい様から頂いたお金で購入したとおっしゃっていました。
また、高級中古車販売店のお客様のほとんどが車好きな経営者の方です。そのご子息が車を購入される際は、経営者であるお父様が購入代金を支払うケースはかなりあります。
お金を直接貰うパターンではありませんが、中にはお父様から事業を引き継いだ20代のお客様もいらっしゃり、その方は経費で1000万円以上の車を購入されていました。
副業で稼いでいる

昨今の副業ブームで潤っている若者は一定数います。知り合いやお客様の中で、アフェィリエイトや中国物販、株や仮想通貨でひと稼ぎして、500万円以上の車に乗っている方は何人かいらっしゃいます。お客様の中には仮想通貨で当ててランボルギーニに乗ってる方もいらっしゃいました。
また、500万円以上する旧車を買った友人は株で車の修理費をまかなっており、その金額は車両価格と同額の500万円にまでふくらみました。
コツコツ努力した

経験上これは最も少数派ですが、地道に努力して貯金し、500万円以上の車に乗っている若者は一定数います。お客様の中には起業して成功された若い方もいらっしゃり、ご自身へのご褒美として500万円以上のポルシェをお買い上げいただいた事もあります。
ローンを組んでいる

親や親せきに頼らず(頼れず)、自力で500万円以上の車を買った若者の多くはローンを組んでいます(筆者もこのパターン)。
ローンとは言えど、20代前半の信用情報というのはたかが知れています。500万円のフルローンで審査を出して、自力で通る方はほとんど居ないでしょう。
楽して自力で500万円以上の車を買う方法はありません。ローンを組むにも頭金が必要です。買う車の金額や信用情報によりますが、頭金を数百万貯めておかなければなりません。そういう意味ではローンを組むのはコツコツパターンと同じかもしれません。
まとめ

500万円以上の車に乗っている20代前半の若者は、運か努力または両方を兼ねそろえた人たちです。
運よく親や親せきからお金を貰えた人、運よくそして努力して副業で一山当てた人、コツコツ努力して満額現金で購入した人、頭金を貯金してローンを組んだ人、実に多種多様です。
その中でも最も多いケースは、非情にも運が最も重要な「親や親せきからお金をもらうパターン」です。