世界一低い車がゲームのバグみたいな件

世界一低い車がゲームのバグみたいな件 コラム
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イタリアの自動車改造集団カーマゲドンは、フィアット・パンダを半分に切断し、公道走行可能な世界一低い自動車を制作しました。

このプロジェクトは、首謀者であるコッチ・ルディ、マッテオ・マルゼッティ、ニコラ・グァダニンによって現実し、彼らがどのようにして世界一低い車を制作したのかを示す動画が公開されています。一体どのようにして世界一低い車は生れたのでしょうか?詳しく見ていきましょう!

フィアット・パンダを真っ二つ

世界一低い車がゲームのバグみたいな件

自動車改造集団カーマゲドンは、イタリアの自動車メーカーであるフィアットの車両、フィアット パンダを半分に切断し、その後の改造を施しました。この改造を施した車は、一見するとゲームのバグの様に、地面にめり込んでいるような錯覚を起こすほど低くなっています。

彼らがベースにフィアット・パンダを選んだ理由は「軽さやルーフの高さなど、いくつかの理由からだ」と動画内で述べており、廃品置き場からエンジンもライトも車輪も付いていない、いわば抜け殻のようなドナー車を拾い上げて制作したとの事です。

車両の機能と運転方法

世界一低い車がゲームのバグみたいな件

驚くべきことに、この改造されたフィアット パンダは実際に運転可能であり、公道を走行することができます。内部には、車輪を備えたゴーカートサイズの車両フレームが設置され、車のフレームを引きずらないように設計されています。さらに、ボンネットには車輪が取り付けられ、車を地面から浮かせる効果を持たせています。

改造されたフィアット パンダは、この車輪付きのミニカー フレームに乗りながら運転され、ドライバーはハンドルバーを使って車を操縦します。

この車に動力を供給するのは通常の車のエンジンでは無く、芝刈り機の2ストロークエンジンです。この芝刈り機のエンジンを自作の車に使っている良い例がこちらです↓

挑戦的な運転姿勢

世界一低い車がゲームのバグみたいな件

この車の内部は非常に狭く、ドライバーはうつぶせや横向きの姿勢で運転を行います。立派なフロントガラスが付いていますが、実際にフロントガラスから外を見ることはできず、代わりにハンドルバーからの映像をGoProカメラで確認し、指示を受ける仕組みです。これにより、車は非常に遅い速度でしか動作できず、平らな地面でしか運転できない制約があります。

新たな視点を提供する

このプロジェクトを手がけたカーマゲドンのチームは、車の高さに制約のある運転体験を提供することを目指し、世界一低い車を制作したと述べています。

世界で最も低いフィアット パンダは、実用性には乏しいものであり、一般的な自動車とは異なる独自の体験を提供します。それはまさに現実と錯覚が交錯するプロジェクトであり、自動車改造の可能性を探求する斬新なアイデアの一つです。カーマゲドンのチームは、このプロジェクトを通じて、自動車業界に新たな視点を提供し、楽しみながら挑戦的な技術的課題に取り組んでいます。

この記事を書いた人

1999年 東京生まれ。幼少期を自動車大国アメリカで過ごし、車に興味を持つ。レンタカー屋やBMW正規ディーラーを経て都内高級中古車ディーラーに勤務。愛車はGR スープラ RZ。

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