オランダの学生グループが走行中に二酸化炭素を吸収する自動車を製造

ZEM| CNET コラム
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世界中の自動車メーカーがハイブリッド車や電気自動車の製造と販売に力を注ぐ中、オランダの学生グループは、走行中に二酸化炭素を吸収する自動車を製造している。この自動車はZEM(ゼロ・エミッション・モビリティ)カーと呼ばれる。排出するよりも多くの炭素を収集し、いつの日か現実になる可能性がある。

ZEMのコンセプトカー

ZEM| CNET
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ZEMカーは素晴らしいコンセプトだ。オランダのアイントホーフェン工科大学の学生グループは、3Dプリントされたリサイクル プラスチックを使用して自動車を製造し、製造中の排出量を削減。2人乗りクーペで、テスラ・ロードスターにトヨタ・86を掛け合わせたようなルックス。

EVのスポーツモデル特有の猛烈な加速や、航続距離が長いわけではないが、このZEM車は母なる自然をそのルーツに戻すことを意図して作られている。そのため、フロントバンパーの後ろに2つの大きな二酸化炭素フィルターがあり、入ってくる空気をすくい上げてろ過する。

35人の学生のチームによると、ZEMは32,000km走行するごとに最大2kgのCO2を回収できるという。つまり、道路上に10台のZEM車があれば、同じ距離(32,000km)にある平均的な樹木と同じ量の炭素を吸収できる可能性がある、とCNETは報じている。

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ろ過された二酸化炭素を利用することができる

ZEM| CNET
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チームによると、フィルターは320kmごとに掃除する必要があるという。回収したCO2は、ビールの製造など、他の目的に使用することができるという。ZEMは空気をきれいにすることだけでなく、リサイクルすることもできるのだ。

車のシャーシを作るために使用される前述の再生プラスチックに加えて、エンジニアリングチームはビーガンレザーをシートに使用した。CNETによると、それらはパイナップルから作られているという。また、ダッシュボードは食用油をリサイクルして作られている。

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屋根とボンネットにはソーラーパネルがあり、車に電力を供給する8つのバッテリーを充電するのに役立つ。また、車の後部にもバッテリー用の従来のプラグがある。チームは双方向充電技術を車に実装したので、必要に応じて家に電力を供給する発電機として使用できるという。

さらに、車に搭載されているものはすべてリサイクルできるという。そのため、ZEM車が寿命を迎えた場合、回収したCO2で作ったビールのプラスチックカップとして新たな”人生”を迎える事が出来る。

ZEM車は現在アメリカをツアー中

ZEM| CNET
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ZEMを作った学生たちは、現在、車を披露するために米国をツアーしている。まだ概念実証の段階ではあるが、彼らが開発した技術が、車そのものでなくても、いつか実際に使用されることを願っている。それまでは、地球を救うためにハイブリッド車と電気自動車の購入に集中する必要がある。

参照:https://www.youtube.com/watch?v=Mrj1Rc_1jvQ&ab_channel=CNET

この記事を書いた人

1999年 東京生まれ。幼少期を自動車大国アメリカで過ごし、車に興味を持つ。レンタカー屋やBMW正規ディーラーを経て都内高級中古車ディーラーに勤務。愛車はGR スープラ RZ。

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