インターネットの普及によりいまやクルマを改造する方法は数え切れなくなりました。ネットで安く購入し、作業手順を調べ、改造する。しかし、その中には車の性能に関係しない見た目だけの改造が存在します。見た目がスポーティになったからと行って車が速くなるわけではありません。ですが彼らはそこに魅了され改造を続けています。今回はドレスアップの分類。性能を無視した改造をご紹介します。
アンダーネオン

信号待ちで隣にとまっている車の下に、きれいなマルチカラーのLEDライトがあるのを見たことがありますか?確かに見た目はかっこいいのですが、一部の車両は違法であり、他のドライバーの注意をそらすものです。愛好家の中には「アンダーグロー」と呼ぶ人もいますがどう呼ぼうとこれらのライトは車にとって何の役にも立ちません。むしろ、法律や泥棒に狙われる可能性があります。
ボディキット

ボディキットの中には、しっかり効果があるものもあります。例えば、サーキット走行などで車重を減らしたり、ダウンフォースを増やしたりする必要がある場合です。適切に設計され、専用設計されたボディキットは役に立ちます。しかし、車をかっこよく見せるためだけのボディキットを装着することは、車の性能に影響しない事もあります。また、このようなボディキットの装着により、かえってダウンフォースやドラッグが生まれ、車速が落ち燃費が悪化する場合もあります。さらに、車検時に車幅など気にする必要があります。見た目を牲に失うものが大きいです。
偽の排気音

マフラーの先端だけ交換し、排気音を大きくする改造があります。これも見た目だけの改造です。勘違いされがちですが、排気音が大きくなったからといって車ははやくなりません。むしろ遅くなり、燃費やパワーが低下する傾向にあります。スポーツカーのマフラーの音が大きいのは、専用に設計されエンジンの排気効率などさまざまな効率を考慮した結果なのです。よってうるさいだけのマフラー音は車にも近隣住民にも迷惑をかけることになります。
巨大なスポイラー

一部のボディキットのような車の性能に影響しないものを装着をする人がいるように、大きく派手なウィングやスポイラーも重量増にしかなりません。大型のウイングは高速走行時のダウンフォースとして機能するものもあります。しかし、その大きなスポイラーが効果を発揮するようなスピード走行をしないのに装備していることは車にとって抵抗でしかありません。