海外YouTuber、大破したテスラ・モデルSを究極のゴーカートに変える

海外YouTuber、大破したテスラ・モデルSを究極のゴーカートに変える コラム
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テスラ・モデル S プレイドは市場で最高の電気自動車の1つですが、この YouTuber にとってはそれだけでは十分ではありませんでした。

BoostedBoizという名前で活動するカイル・ウェイドは、車体にかなりひどいダメージを受けたモデル Sプレイドを購入。それを解体して、究極のゴーカート、「サイバーカート」に変えることにしました。

テスラカートはどのように作られたのか

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ウェイドは車が到着してから試運転がてら0-60マイル加速を試みます。テスラ・モデルSが速いことは周知の事実です。ウェイドが実際の状況で達成できた最速は 2.31 秒でしたが、カタログ値での0-100 km/h加速は1.9秒で、フェラーリ・SF90ストラダーレの2.16秒よりも0.25秒も速い数値です。これでいてフェラーリよりも800kgも重いのですから、なおさら驚異的な数値です。

ウェイドは、テスラ・モデル S プレイドの限界を押し広げ、さらに速くすることを目標としました。そこで、できる限り簡単で最も費用対効果の高い方法、つまり体重を減らすことを実行しました。ドアと内装を取り外し、彼は車から約320kgの重量を削り取ることに成功し、最終重量は約1830kgになりました。

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驚くべきことに、車重の軽量化は悪影響を及ぼしました。車はトラクションを得るのに苦労し、ゼロから60マイルまでのスプリントは2.35秒にまで悪化したのです。ウェイドによれば、トップエンドでは軽量化した車の方が速く感じられたと言います。これに関して彼は、純正タイヤのミシュラン パイロット スポーツ 4Sが限界に達しただけと推測しています。

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さらなる厳しいダイエット

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次に、ウェイドはノコギリを使って車体重量を減らすことにしました。意外なことに、車体の残りの部分を切り落としても、車重はそれほど減りませんでした。そしてガラスルーフ、ガラスリアウインドウ、リアクォーターパネル、スチール製Bピラー、そして残りのアルミボディを取り外すと、重量はさらに86kg(そのうち40kgはガラスルーフのみ)軽くなりました。ケージと追加の構造補強材を除いた車両重量はなんと1750kgになり、ノーマルよりも約400kgの軽量化に成功しました。これは電気自動車がいかに重いかを物語っています。

サーキットでテスト

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サイバーカートの製作にウェイドは4日間を要しました。最終的には、ロールケージが取り付けられ、彼は新しい作品をサーキットでテストする時が来たと判断しました。

モデルSプレイドはまず、時速148マイル(238km/h)で1/4マイルを9秒33で走りました。何度か走ってタイヤとバッテリーを温めると、サイバーカートは同じ1/4マイルを8.83秒、時速149.43マイル(240km/h)で走ることができました。また、0-60マイル加速ははわずか1.87秒に短縮されました。ちなみに、これは約4億円のリマック・ネヴェーラと同程度のスピードですが、馬力は約半分です。

結局のところ、この車にはフロントバンパーもボンネットもドアもないので、ウェイドは、空力性能の低さによるトップスピードの圧倒的な差を考えれば、さらなる改良が可能だと考えています。

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出典:BoostedBoiz

この記事を書いた人

1999年 東京生まれ。幼少期を自動車大国アメリカで過ごし、車に興味を持つ。レンタカー屋やBMW正規ディーラーを経て都内高級中古車ディーラーに勤務。愛車はGR スープラ RZ。

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